みなさん、こんにちは。
今日はAWS上のCloud Volumes ONTAPを構築してみました。
Cloud Volumes ONTAPとは
Cloud Volumes ONTAPとは、NetAppが提供するクラウドストレージサービスで、パブリッククラウド上でNetAppのストレージOS「ONTAP」を稼働させるものです。これにより、オンプレミス環境と同様のストレージ機能や管理機能をクラウド環境でも利用でき、ハイブリッドクラウド環境でのデータ管理を効率化できます。
AWSではAmazon FSx for NetApp ONTAPがリリースされる2021年9月以前にクラウド上でONTAPを利用されたい場合、活用していただいているケースが多い認識です。
事前準備
・BlueXPのアカウント作成
・BlueXPのConnector作成
・CVO作成予定リージョンで、Key Pairの作成
・CVO作成リージョンでの、S3バケット及びS3 サービスへの VPC エンドポイント作成
実際の設定は、オフィシャルドキュメントを参考にしました。
実際に構築する環境
・リージョン:バージニア北部
・冗長化:シングルAZ
・容量:20GB
・サブスクリプション:フリー版を使用
BlueXPよりCVOのセットアップ
(1) BlueXPより「ストレージ」から「キャンバス」を選び、「作業環境」を選びます。
(2)キャンバスページで「作業環境の追加」をクリックします。
(4)Cloud Volumes ONTAPの「新規を追加」を選びます。
(5)Working Environment Name (Cluster Name)とCredentialsのパスワード箇所に入力を行い、「Edit Credentials」をクリックします。
「Marketplace Subscriotion」の上部に表示があるのは、一度ライセンスをサブスクライブしたためで、サブスクライブしていない場合はライセンスが紐づけされていない旨、メッセージが表示されます。
(6) 終了したサブスクリプションが表示されるので、「Add Subscription」をクリックします。
(7)ここでは、「Pay-as-you-go」を選びます。
(8) AWS Marketplaceのページが表示されます。「購入オプションを表示」をクリックします。
(9)Subscribe to NetApp Intelligent Services画面で一番下画面までスクロールして、「Subscribe」をクリックします。
(10) サブスクリプションが進行中である旨、メッセージが表示されます。「Set up your account」をクリックします。
BlueXPにサブスクリプションを関連付ける
(1)サブスクリプションをBlueXP組織に関連付ける画面で「関連付ける」をクリックします。
(2) 「Digital Wallet」のMarketplaceサブスクリプションにも表示がされています。
(3) CVOのセットアップ画面でもサブスクリプションが関連付けできたことを確認できます。
(4)「Continue」をクリックします。
CVO設定(継続)
CVOの設定の続きを行います。
(1)CVOを起動するリージョン、VPC、サブネットを選びます。
SSHの接続については予め作成しておいたキーペアを指定します。
(3)CVOは「Freemium」として500GBまでのプランとします。
(4)導入する環境は「POC and small workloads」を選びます。
(7)チェックボックスにチェックを入れ「Go」をクリックします。
(8)初期化中の画面が表示されます。
CVO用にm5.xlargeでインスタンスが起動していました。
まとめ
BlueXPからCVOをAWS上に構築してみました。
次はAWS MarketplaceのPrivate Offerへ切り替えを試してみようと思います。