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AWSアップデートまとめ(2025/2/24週)

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CloudWatch Database Insights が RDS データベースのサポートを追加

これまでのサポート

Aurora MySQL、Aurora PostgreSQL をサポートしていました。

アップデートでのサポート範囲

従来のサポート対象に加えて、RDS の MySQL、PostgreSQL、SQL Server、Oracle が追加になりました。

CloudWatch Database Insightsについて改めて

アプリケーション、データベース、およびそれらを実行するオペレーティングシステムのログとメトリックをコンソールして一元管理が可能です。

サービスでいうと、RDSのPerformance Insight、CloudWatch Logs、CloudWatch Application Signals などを統合した CloudWatch 側のモニタリングツールです。

CloudWatch Database Insightsを有効化するには

RDSのインスタンス作成時に「モニタリング」セクションから有効化します。AWS API、および SDKからも有効化ができます。
従来は Performance Insights の ON/OFF のみだったのですが、Database Insights の Advanced もしくはStandard か選べるようになっています。

image.png

Standard は従来の Perforamance Insights 相当の機能が CloudWatch 側で利用できます。
Advanced はフリートレベルのモニタリングや Application Signals の統合など高度な機能が利用できます。

CloudWatch Database Insightsの料金

2025年3月時点の東京リージョンの料金です。

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ログの保管もStandardは7日間無料ですが、Advancedでは、15カ月間の保管がされます。

AWS CodeBuild が並列テストレポートのマージと新しいコンピュートオプションをサポート

アップデート内容

テストケースを並列で実行するときに、テストレポートを統合レポートに自動的にマージできるようになりました。

また、オンデマンドインスタンス、リザーブドキャパシティフリート、Lambda コンピュートリソースを組み合わせて選択することも可能になりました。

CodeBuildで並列テスト実行するには

テストを並行して実行するには、バッチビルド buildspec ファイルを更新して build-fanout フィールドと、テストスイートを分割する並列ビルドの数を parallelismフィールドに含めます。

Aurora の Data API を提供するリージョン拡張

Aurora Serverless v2 および Aurora プロビジョンドの PostgreSQL 互換および MySQL 互換データベースクラスター向け RDS Data API が、大阪を含めた 10 リージョンで利用可能になりました。

対象リージョンは以下の通り。
・Africa (Cape Town)
・Asia Pacific (Hong Kong)
・Asia Pacific (Jakarta)
・Asia Pacific (Malaysia)
・Asia Pacific (Osaka)
・Europe (Milan)
・Europe (Stockholm)
・Middle East (Bahrain)
・Middle East (UAE)
・South America (São Paulo)

Data APIでできること

APIを通してSQLステートメントを実行できることです。

・DBクラスターへの永続的な接続が不要(同時接続数の管理が不要)
・HTTPSエンドポイントやAWS SDKとの統合が可能(Webアプリや他のAWSサービスなどとの統合が可能)
・AWS Secrets Managerに保存された認証情報を使用するため、APIにデータベース認証情報を渡さず安全に利用できる
・Lambda 関数からのデータベースアクセスが簡単にできる

Data APIがサポートしているDBのバージョン

・Aurora PostgreSQL 15.3, 14.8, 13.11 以降のバージョン
・Aurora MySQL 3.07 以降のバージョン

注意点としては、ASv1を利用している場合、ASv2へのアップデートが推奨されています。

AWS Batch がリソースを考慮したスケジューリングをサポート

AWS Batchが、サードパーティのライセンストークン、データベースアクセス帯域、予算制限などの消費可能リソース(Consumable Resource)を考慮したジョブスケジューリングをサポートするようになりました。

どんなときに便利なアップデートなの?

AWS Batch は並列でジョブを実行できる高い拡張性があるサービスですが、所有しているライセンス制限などの理由により、同時実行数を制限したいケースがあります。
同時実行数の制御に役立つアップデートです。

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消費可能なリソースについて

AWS Batch の消費可能リソース(CR)には外部リソースへのアクセスや調整はなく、定義されている AWS リージョン内の Batch ジョブによる使用量のみを計測できます。
ライセンス管理フレームワーク内で消費可能リソースとして AWS Batch が使用するためのライセンスのサブセットをプロビジョニングする必要があります。

Amazon EC2 が AMI の時間ベースコピーを発表

Amazon EC2 は Amazon Machine Images (AMI) の時間ベースコピーがGAになりました。EBS スナップショットの時間ベースコピーと同じ機能がAMIにも提供されています。

指定された期間内に AMI をコピーすることで、災害復旧時等にコンプライアンス目標を達成することができます。
AMI でイメージコピーを行うリクエストに対して、15 分から 48 時間の範囲で希望する完了時間を指定できます。

設定は、スナップショットと同様にマネジメントコンソールの場合、「Enable time-based copy」にチェックを入れて有効にします。
image.png

コピー完了に目安は15分~48時間を入力可能です。
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ただ、目安の時間を知りたいという場合、「コピー時間計算ツール 」を起動しておおよその時間が確認できます。

過去のデータを確認して、結果欄に表示がされます。
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Database Insights が RDS MySQL と RDS MariaDB のオンデマンド分析を提供

Amazon CloudWatch Database Insights は、RDS for MySQL と RDS for MariaDB データベースエンジンに対するオンデマンド分析機能の提供を拡大しました。

オンデマンド分析とは

選択した期間のデータベース パフォーマンスについて情報から分析を行います。

選択した期間が通常とどのように異なるか、何が問題だったかを把握し、修正アクションに関するアドバイスを得ることができます。
また、問題に対処するための手順も得られるので、メリットとしては障害対応にかかる時間を短縮することができます。

どうやって利用するのか?

Database Insights のアドバンスモードを有効にすると、使い始めることができます。
オンデマンド分析機能にどのバージョンが対応しているのかは、それぞれRDS及びAuroraのドキュメントで要確認です。

Amazon EKS Anywhere の Kubernetes バージョンの延長サポートを発表

延長サポートについて

Amazon EKS Anywhere でバージョンがリリースされてから最大 26 ヶ月間、任意の Kubernetes バージョンのクラスターに対するセキュリティパッチの提供を継続して受けることができます。

標準サポート後に12 ヶ月間、Kubernetes バージョンへのパッチ提供が継続できます。

標準サポートについて

標準サポートは、Kubernetes バージョンが Amazon EKS Anywhere で利用可能になった時点から開始され、アップストリームの Kubernetes プロジェクトのサポート期間と同じ 14 ヶ月間継続されます。

現在、2025年3月時点で発表されているタイムラインです。

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