はじめに
12/5 の ハッカソン・おかわりLT会!!で話していたデザイン思考のプロダクト提案について記事にします。
LT会では技育CAMPキャラバン名古屋で最優秀賞をいただいたプロダクト「簡単行列整理くん」を例にデザイン思考について話しました。
デザイン思考の基礎となる考え方
5W1H で考える
5W1H | 意味 |
---|---|
when | いつ |
where | どこで |
who | 誰が |
what | 何を |
why | なぜ |
how | どのように |
世の中に発生する全ての事象はこの 6 つの要素を考えられます
(抽象的に見ると一部が欠損している事象もある)
この考え方で出来事を言語化すると、より具体的で多角的な見方で物事を捉えられます
デザイン思考について
ユーザー中心のサービス
ユーザー中心にサービスを考える
- 体験中心の設計
→ ユーザーがアプリを使う中で何を感じたのか、を最も重視する - ユーザーの使いやすさが第一
→ 開発のしやすさよりもユーザーが使いやすいかを考える
デザイン思考
見えている課題 から その根本にある課題 を見つけ出す
より具体的な答えを得るためにはさまざまな課題を知るのが大事
簡単な方法
- 身近な課題を挙げる
→ その課題を感じている人が近ければ近いほど、問題の本質が見える - 多くの人が感じている課題を挙げる
→ その課題が普遍的なものであれば、実際のケースを集めやすく、問題の本質が見える
課題を中心に考える
課題のある場所(where)、時間(when)、環境(why or what or how)にフォーカスして背景を見つける
課題がユーザーの心情をどう変えるのかを考える
課題が起こる背景と解決しない原因を知って、解決方法を考える
ユーザーの心情を知って、アプローチを考える
(その課題は課題自体を解決しないといけないのか、それとも課題がユーザーに与える悪影響を排除すればいいのか)
抽象と具象で考える
課題の本質は抽象化して捉える
その課題を言語化して共有する
この段階で課題を抽象化できなければアプローチを生み出すのが難しい
言語化できなければ、課題をなぜ解決しなければいけないのか、発表のときにアピールするのが難しい
解決策のプロトタイプで考える
実際に動く前に頭の中でふんわりとイメージするのではなく、言語化して、課題とそのアプローチをとりあえずで提案する
課題が提案されれば、他のメンバーが別の背景を考えて、新しいアプローチを思いつきますし、アプローチが提案されれば、その問題点が見えてきます
試行錯誤で考える
アイデアを一度出しただけではまとまりません
何度も考えると別の視点が見えてくる、別の心情が見えてきます
その思いついたアプローチの中で最も具体的で、効果的なものを最終的にアイデアとして決定します
終わりに
今回はデザイン思考を使った物事の考え方について紹介しました。この考え方でアイデア出しをすれば、ユーザー目線でのプロダクト設計、ユーザー体験を意識した画面設計ができるようになると思います。
参考資料
METI DX:基礎から学ぶデジタルサービス研修「経済産業省が実施するデジタル・トランスフォーメーション(DX)研修」
https://www.youtube.com/watch?v=rNIteo1pNFU&list=PLcRmz7bR5W3lGaRiTTEGNs3BmliHgYdAB&index=1
https://www.youtube.com/watch?v=lTxTLRREXcw&list=PLcRmz7bR5W3lGaRiTTEGNs3BmliHgYdAB&index=2