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GASで時間指定でイベントを発火させる方法について

Last updated at Posted at 2023-11-22

GASで時間指定でイベントを発火させる方法について

スプレッドシートに記載したタスクリストを取得し、ステータスが「未着手」「処理中」のタスクをSlackのメッセージで指定時間に送付するアプリをGASで書きたい時に、「○時○分」と時間指定ぴったりに送付させる方法について記載します。

前提

まずはGASでイベント発火を設定する方法について説明します。
キャプチャ0.PNG

  • 左側にあるサイドメニューから目覚まし時計のマーク(トリガー)をクリックする。

  • 右下にある「トリガーを追加」ボタンをクリックする。
    キャプチャ1.PNG

  • 実行する関数を選択の項目で「実行したい関数」を選択する。

  • 時間ベースのトリガーのタイプを選択の項目で「日付ベースのタイマー」を選択する。

  • 時刻を選択する項目で「実行したい時刻」を選択する。

問題

GASで用意されているトリガーは1時間単位でしか指定できないので、上記の例だと9時00分から9時59分の間に実行されてしまう。

例えば9時30分ちょうどにメッセージを送信したい……というような、時間指定ができない。

解決策

  • 指定の1時間内に実行される用の関数を作成する。
  • 作成した関数の中で下記の処理を書く。
    • 指定する時刻をセットする
    • 新規トリガーの設定と実際に行いたい処理(メッセージを送付するための関数)
// トリガー設定
function execute(){
  // 実行時刻格納用の定数
  const date = new Date();

  // 実行したい時刻を指定する
 // setHoursで時間を指定する
  date.setHours(09);
 // setMinutesで分を指定する
  date.setMinutes(30);

  // 新規トリガーの設定
 // slackにメッセージを送信するための関数を指定する
  ScriptApp.newTrigger('mainFunction').timeBased().at(date).create();
}

GAS内で新規トリガーを作成する構文に下記を代入する。

ScriptApp.newTrigger('関数名').timeBased().at(時刻をしていた変数).create();

ポイント
GASのトリガーは実行したい時間より早い時間を設定しておく。
9時30分にメッセージを送信したい場合、午前8~9時など指定時間より早い時間帯を指定する。
理由
例えば午前9~10時を指定してしまうと、9時45分にトリガーが実行されてしまう可能性があるので、早めの時間帯を設定する必要があるから。

キャプチャ2.PNG

無事に指定した時刻にメッセージが送信されました!

今回は例としてスプレッドシートの内容をSlackにメッセージを送信してみましたが、GASのイベント発火全般に利用できるので是非お試しください!

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