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【デプロイ】リポジトリからの環境構築③(Laravel)

Last updated at Posted at 2023-02-04

この記事では以下の環境で行ったものです。
・OS:Windows10 Pro
・IDE(統合開発環境):Cloud9
・Cloud9に入っているPHPバージョン:7.4.30
・レンタルサーバー:Conoha WING
・Conohaに入っているPHPバージョン:8.1.12
・バージョン管理システム:GitHub

ここでは、「Cloud9(ローカル環境)で作成したLaravelプログラムがGitHubと繋がっている」という前提で、そのプログラムをCloneし、Conoha WINGのサーバーを使って、本番環境に公開(デプロイ)する方法をお伝えします。

<方針>
Ⅰ. Conoha WINGでサーバーを作成し、Cloud9からサーバーへログイン
Ⅱ. GithubのプログラムをClone
Ⅲ. 本番環境の設定
Ⅳ. 本番データの投入
Ⅴ. 動作確認、本番環境の更新

長編になるため、方針ごとで記事を分けております。

今回は、「Ⅲ. 本番環境の設定」に関する記事です。

前編Ⅰ、Ⅱの記事は下記URLからご覧ください。
「Ⅰ. Conoha WINGでサーバーを作成し、Cloud9からサーバーへログイン」
https://qiita.com/kamitch/items/87030f98e5deb49badf9
「Ⅱ. GithubのプログラムをClone」
https://qiita.com/kamitch/items/a0c1198f65f8c8e837ee

Ⅲ. 本番環境の設定

・前編の記事で、GitHubにあるプログラムをクローンで取得しましたが、データベースはまだ取得できていません。ですので、ここでデータベースを作成しましょう。

①データベースの作成

・Conoha WINGの管理画面 → データベース → +データベースの順にクリック

・データベースとネームタグを入力し、保存ボタンをクリック
image.png

次に、データベースを利用するユーザーを作成します。
・ユーザー → +ユーザーの順にクリックし、ユーザー名、パスワード、接続先データベースを入力し、最後に保存ボタンをクリック
image.png

これで、作成したデータベースとユーザーがリンクしました。実際にphpMyAdminにあるか確認しましょう。
・先ほど決めたユーザー名 → phpMyAdminのリンクをクリック
image.png
・phpMyAdminのログイン画面に遷移するので、先ほど決めたユーザー名・パスワードを入力しましょう。
・下図に示す部分に、先ほど決めたデータベース名があればOKです。
image.png

これで、クローンしたプログラム(Laravelプロジェクト)用のデータベースを作成しました。
ただ、この作業はデータベースの箱を作っただけにすぎず、クローンしたプログラムと紐付けできていません。
その紐付けの作業を次でやっていきましょう。

②.envファイルの修正

.envファイルは、Laravelプロジェクトのデータベースの設定(どのデータベースを紐付けるかの設定)などを行うファイルです。
Conohaのファイルマネージャーからファイルを選択して直接編集することもできますが、今回はCloud9のターミナルを使ってサーバーに入っているファイルを編集していきましょう。

・Ⅰで説明したsshコマンド でサーバーにログインし、cdコマンドでクローン先のフォルダに移動しましょう。
image.png
cp .env.example .env で、.envを.env.exampleからコピーしましょう。

これで、中身が空っぽだった.envファイルが、.env.exampleの内容に書き換えられました。

・次に、.envファイルのDBの接続情報を修正しましょう。
ターミナルでvim .envを入力すると、.envファイルの中身が表示されます。
DB_XXXXについて修正してください。
image.png

・修正が完了したら、Escキーを押した後、:wq でエンターを押すと.envファイルから抜けて、普段のターミナル画面に戻ります。
分からない方は、下記をご覧ください。
https://kaworu.jpn.org/vim/vim%E3%82%92%E7%B5%82%E4%BA%86%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95

これにて、データベースとLaravelプロジェクトがリンクすることができました!

③必要なライブラリのインストール

・次は、php関連のライブラリをインストールしましょう。
ターミナルのフォルダ先は、引き続きクローン先のフォルダにしておき、
~/composer.phar install を入力してください。
image.png
これで、Laravelプロジェクトで利用される各種php系のモジュールがvenderフォルダにまとめてインストールされます。

④アプリケーションキーの初期化

最後に、php artisan key:generate を入力しましょう。これを忘れると動作しないです。

あとがき

いかがでしたしょうか。

今回は、「本番環境の設定」する方法をお伝えさせていただきました。

現時点ではまだデータベースのテーブルが空っぽで、クローン元のテーブル情報を反映させる必要があります。
次回は、「本番データの投入」ということでデータベースの編集を行っていきたいと思います。

できるだけ細かく書いたつもりですが、分からないことなどありましたら、ぜひコメントなどお願いいたします。

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