Go の Revel フレームワークでタイムゾーンを設定する

動機

Revel を new して開発を進めていくと、ログに出る時間が local タイムゾーンとズレていることがわかった。

sample_request.log

INFO  13:20:49    app server-engine.go:213: Request Stats                            namespace=App\\ duration_seconds=0.0003713 section=requestlog  ip=127.0.0.1 method=GET action=App.Index path=/ start=2018/11/15 13:20:49 status=200

脳内変換しても良いのだが、そもそもすべての時間を JST にしたほうが都合が良いこともあったので対応することにした。

アプリケーション全体のタイムゾーンを変更する

Revel 自体の config には timezone に関するものは無いようなので、go 標準ライブラリの time を使って実現する。

Revel では app/init.go がアプリケーション全体に対する initializer としての機能を提供しているので、この場でタイムゾーンを指定してやれば良さそう。

app/init.go

  import(
      "github.com/revel/revel"
+     "time"
  )

  func init() {
      // JST だと UTC との差は +9時間
      // "Asia/Tokyo" はラベルでしかないので、開発者がわかりやすければ何でも良い
+     time.Local = time.FixedZone("Asia/Tokyo", int((9 * time.Hour).Seconds()))

  // ~~ snip ~~

  }

ドキュメントにもあるように、場合によってはすでに定義済みの timezone location があるのであればそれを使ってもよい。

// If the system has a timezone database present, it's possible to load a location
// from that, e.g.:
// newYork, err := time.LoadLocation("America/New_York")

そっちがあるならそちらを使う、という実装にするのであれば例えば以下のようになる。

app/init.go

  import(
      "github.com/revel/revel"
+     "time"
  )

+ const location = "Asia/Tokyo"

  func init() {
+     loc, err := time.LoadLocation(location)
+     if err != nil {
+         loc = time.FixedZone(location, int((9 * time.Hour).Seconds()))
+     }
+     time.Local = loc

      // ~~ snip ~~

  }

おしまい。

ref