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App Maker + Google Cloud SQL の組み合わせで使ってみる(事前設定)

Last updated at Posted at 2018-07-22

App Maker + Google Cloud SQL についてあまり情報がなかったので、試行錯誤しつつまとめてみることにしました。間違いなどあればご指摘頂けると助かります。

本当はGoogle Drive Tables(Google Drive上にDBデータを保存できるステキ機能)を使いたかったんですが、現在この機能は使用不可と。。。(泣
代わりにGoogle Cloud SQLの使用が推奨ということなので、ちょっと手を出してみようかと。

とりあえず、モデル作成時にGoogle Cloud SQLが選択できない

当然と言えば当然ですが、何も設定していない状態でAppMakerからモデル作成と進んでも、選択肢にGoogle Cloud SQLが表示されるものの選択はできません。
Create Model

では、以降でGoogle Cloud SQLを選択できるようにするまでの流れを説明していきます。

GCPにGoogle Cloud SQLのインスタンスを作成する

まずは、接続対象となるDB(Google Cloud SQL)インスタンスを用意しないと始まらないので、その作成からです。
AppMakerのモデルで使用する為にはいくつかの制約1があるので、そこも説明します。

GCPにアクセスして、メニューからSQLを選択します。
プロジェクトが存在しない場合は先に作成してください。
SQLメニュー

そして、インスタンスを作成と進みます。
インスタンスを作成

次にデータベースエンジンの選択ですが、ここではMySQL1を選択します。
データベースエンジンの選択

インスタンスタイプはどちらでも構いませんが、第2世代がお勧めです。
インスタンスタイプ

そして、少々注意が必要な各種設定関連ですが、

  • インスタンスID
    お好きなIDを設定してください。
  • リージョン
    us-central11を選択してください。
    ⇒日本人なら東京リージョン(asia-northeast1)を選択したくなりますが、us-central1が一番パフォーマンスが出るらしいです。
    参考) 公式ドキュメント

Note: For best performance, choose us-central1 as the region for your new instance, regardless of your geographic location.

  • 設定オプションを表示
    こちらも表示して設定したほうが良いです。(設定内容は後述

インスタンスの詳細

設定オプションを表示して、

  • マシンタイプとストレージの設定
    デフォルトだとdb-n1-standard-1($49.31/月)になっていますので、用途によって変更します。
    テスト目的であれば最小構成のdb-f1-micro($7.67/月)でも良いかと。
    ストレージタイプはSSDとHDDで選べます。テスト目的なら低コストのHDDもありですね。
  • 自動バックアップと高可用性の有効化
    バックアップにもストレージサイズで料金が発生します。不要なら切っておきましょう。

設定オプション

設定が終わったら作成ボタンを押してしばし待ちます。作成には数分の時間がかかります。
下記のようにチェックマークになれば完了です。
インスタンス作成完了

これでGoogle Cloud SQLインスタンスの作成は完了です。
次はAppMakerからのアクセス権を設定します。

Google Cloud SQLにApp Makerからのアクセス権を設定する

Google Cloud SQLのインスタンスを作成したプロジェクトのメニューからIAMと管理を選択します。
IAM

IAMの追加で下記メンバーを追加します。

権限追加

下記のように追加されればOKです。
IAM追加後.png

ここまででGoogle Cloud SQL(GCP側)の設定は完了です。
引き続きG Suit側の設定を行います。

App Makerで使用できるGoogle Cloud SQLインスタンスを設定する

今度はG Suite側の設定となります。
管理者メニューからApp Makerの設定を開きます。
AppMaker設定.png

そこのデータベース設定に作成したGoogle Cloud SQLインスタンスの接続名を入力します。
データベース設定.png

ここまでで事前の設定は完了です。
この状態で改めてAppMakerからモデル作成と進むと、下記のようにGoogle Cloud SQLが選択可能になっているはずです。
Create Model有効.png


NEXT.
次回は実際にGoogle Cloud SQL(DB)へのアクセスを試してみます。
App Maker + Google Cloud SQL の組み合わせで使ってみる(モデル作成)



  1. AppMakerのモデルで使用する為の制約 

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