この記事について
ここ数ヶ月でハマり始めたVRで、特にバーチャルSNSであるclusterにハマっている。
最近は有名なアニメや渋谷区をバーチャル化したりなど、面白いイベントやワールドが増えてきたこと、
あと何よりもVRデバイスがなくても参加できる(PCでもiPhoneでもAndroidでも)ということで
職場の人と(たまに)家族/友達にclusterを紹介することが増えてきた。
そんな中でこれやってみると良いよーというのを伝える時に調べたリンクがある程度溜まってきたので、各リンクの短い紹介をつけてまとめみた。表題の通りとにかくclusterで遊んでみたい人、ワールドを実際に作成してみたい人など、やりたいこと別に広く浅く紹介している。
ユーザーとして参加するだけでなく、ワールドを自分で作る方にも手を出しているので、
そっちに関するリンクも載せている。基本的に上から下にいくに連れて難しくなっていくように載せている。
注意
- 私はVR開発の経験はほぼないです。またcluster自体も使い始めて2ヶ月ほどなので、あくまでcluster?なんだそれレベルの人が自分でワールドを作れるようになるまで(実体験)を紹介する記事として書いてます。
- 以下で紹介するリンクのうちclusterのイベントやワールドに関するリンクは、作成者がそのイベントやワールドを閉めてしまうと入れなくなってしまいますので、ご注意。あくまで2020/08/24時点で入れるリンクです。
- どれもコーディングつまりコードを書くことは一切発生しない方法のみの紹介です。
とにかく遊んでみたい人
cluster何それレベルの人
チュートリアルワールド
cluster公式が公開しているワールド。
ワールド内で、cluster内での操作の仕方などを説明してくれている。この次のリンクは記事として説明してくれているが、これは実際のワールド内。説明書をじっくり読みたいタイプは次のリンク、とにかく使ってみたいタイプはこちらのリンクから始めるのが良いかもしれない。
実際、clusterの操作方法は簡単なのですぐワールドに入ってしまうのもありだと思う。
(とりあえずVR機ないけどclusterを使ってみたい方向け)clusterの始め方
兎にも角にもclusterを使ってみたいなら、アカウント作成とアプリのインストールが必須。
こちらはそれを説明してくれている。
それだけでなく、cluster内での操作方法など現時点では一番詳しく説明してくれているので、困ったらみてみると良いかもしれない。英語化もされており、clusterの中の人もチェックしてくれているよう。
ただ最近はclusterが頻繁にアップデートされているため、記事が段々古くなってきてしまっている。画面は変わってきてしまっているが、機能自体は大きな違いはなさそうなので、困った時に見てみるといいかもしれない。
最新はcluster公式をチェック。
操作はわかってきたので、他のワールド/イベントにも参加してみたい人
面白そうなワールドやイベントは、clusterのワールド一覧/イベント一覧にたくさん公開されているはずなのだが、如何せん現時点ではフィルター機能や検索機能がないので、上から順に見ていくしかできることがない...今後そういう機能が追加されることを願います。
というわけでここ数ヶ月で見つけた面白い! なんか未来感ある! と思ったワールドを私の独断と偏見で紹介していく。
ちなみにイベントはこちらでは紹介していない。なぜならイベントはワールドと違って開催時間が4時間と制限があるため、今紹介してもこの記事を見る頃にはもうイベントがしまっている可能性が高い気がした。(ワールドは制限がなく、作成者が閉じない限り24時間開いている)
また全てではないがイベントが終わった後、それをワールドとして公開していることもあるので、イベントの参加を逃したという人でもワールドに参加すれば世界観だけはいつまでも楽しめる。
イベントとワールドの違い
ワールドの紹介と言ったが、イベントの話をしたのでまずこちら。
ワールドとイベントって何が違うの?、ワールドではできたのにイベントではできない、イベントではできたのに..(以下略)という謎が浮かんだらこれを見れば解決するはず。
cluster公式が説明してくれている。
バーチャル渋谷
では早速おすすめのワールド紹介1本目。
その名の通り有名な渋谷のスクランブル交差点を始めとした渋谷駅前の建物や道路などが現実そのままにバーチャル化されている。初めてバーチャルSNSをやる人は特に感動すると思う。(もちろんそうでない人でも)
渋谷区公認ということで、流石のクオリティ。。
以前にはアニメの攻殻機動隊のイベントも開催されていたようだ。(→その頃clusterの存在をまだ知らなかった。悔しい。。)
SAO アリシゼーション WoU - Virtual Meeting - ラース・コンソール
現在放送中のアニメのソードアートオンライン(以下SAO)アリシゼーション WoUの世界観を楽しめる。
アニメで登場するラース・コンソールが忠実に再現されている。前面に映るスクリーンのアンダーワールドもちゃんと動いていて感動した。
ファンにはたまらない。
ここでは以前3日間のイベントが開催されており、イベント終了後にワールドとして公開されたもの。心遣いが嬉しい。
Virtual LODGE
LODGEをご存知だろうか。
都内の紀尾井町にあるYahoo!が開放しているコワーキングスペースだが、それを見事にバーチャル化したワールド。
現実のLODGEは残念ながらコロナのため休館が続いているが、バーチャルならどんなに密でも関係ない!(笑)
ワールド作るまではいかないけど、アバターはオリジナルを使いたい人
clusterを使い慣れてくると、やりたくなってくることがある。
アバター変えられないのだろうか?ということだ。
基本的にはアバターは自分でclusterにアップロードしない限り、デフォルトである四角頭のロボットくんになる。
(ただしイベントによっては、イベント作成者側がデフォルト以外のアバターを選択できるよう提供してくれている場合もある)
プロフィールに画像を登録することで、ロボットの頭部にそれが表示されるようになるので、
そのレベルのカスタマイズ?は可能なのだがやっぱりロボットには変わりない。
2020/08/27追記
本日clusterを確認したところ、デフォルトで選択可能なアバターが増えてた!(計4体)
あとはOculus Questが使えるようになってくれれば....!(個人的希望)
ここでは、自分でカスタマイズしたアバターを作成する方法を紹介する。
またここでは紹介しないが、アバターを作成せずに購入してしまうという方法もある。実際作るのはやはり凝れば凝るほど時間がかかるし、多少慣れやものによってはガッツリ勉強が必要なので、買ってしまうのもあり。
アバター作成は奥が深いようで、自分の全身写真をとって自分の姿形そのままに作る人がいたり、最初から顔をデザインしちゃったりする人もいるようだが
比較的私みたいな初心者が手を出しやすそうで、無料で作れる方法を紹介する。
REALITY
このアプリはHPにもあるように、バーチャルライブの配信アプリなのだが、
アバターを自分好みに作成することができる。ちなみにアバターはお察しの通り、アニメ調。
ここで作成したアバターをclusterで使用するためには一手間必要なのだが、cluster公式がREALITY連携についてという記事で紹介してくれいる。
長くても30分ほどあれば、作成可能。スマホさえあれば作成できる。
【VTuber】VRoidの作り方・clusterにアップロードする手順【2020年4月版】
次は難度は上がるが、Realityよりも更に細かいカスタマイズが可能なVroid Studioによるアバター作成。これもどちらかというとアニメ調。
普段エンジニアをしてますという人や時間がかかってもいいから好きにカスタマイズしたいという人には、向いているかも。
プログラミングは必要ないので、ツールの使い方さえ覚えれば作れる。
参考までに何もツールをインストールしていなかった私で4時間かかった。
カスタムアバターを作る
他にもcluster公式が紹介しているアバターの作り方がある。セシル変身アプリとか。
ワールド作るまではいかないけど、cluster上でイベント開催してみたい人
clusterでは、ワールドを自分で作成しなくてもイベントを作成することができる。
また会場の種類を選ぶことができ、現時点で15種類と数も結構多い。
ちなみにワールドを自分で一から作成した場合は、イベント会場として自分が作成したワールドを使用することもできる。
イベントの作成方法は、本記事の一番上の(とりあえずVR機ないけどclusterを使ってみたい方向け)clusterの始め方でも紹介されている。(この記事が書かれた時は「イベント」ではなく「マイルーム」と呼ばれていたよう)
ちなみにcluster公式は以下のページをみると良い。
イベントを開催する
イベントの作成方法など、イベントに関するあれこれが載っている。cluster公式。
ワールド作ってみたい人
まずはHello World!的なワールドを作成したい人
【cluster】すぐ出来る!ワールド作成の始め方
ワールドを作成するには、少なくともUnityというツールが必要だが、
このチュートリアルではそのインストールから実際に作ったワールドをclusterにアップロードする所まで丁寧に説明してくれている。
cluster公式が提供している(←Creators Guideと呼ばれる)
これ以外にも、Guide内では様々なチュートリアルが紹介されており、ここに載っているチュートリアルを一通りやってみるだけでもワールド作成についてなんとなくわかるようになってくる。
出来合いのアセットではなく、自分で作った物を使ったワールドを作成したい人
一つ前のリンクでは、アセットストアで既に作られたオブジェクトを自分の好きなように配置するだけでワールドが出来上がったが、アセットストアに必ずしも使いたいアセットがあるとは限らないし、ものによっては有料。
そこでここでは自分でオブジェクトを作って、ワールドを公開する方法を紹介する。
ただしワールド作成をするためのツールは多くあるので、あくまで私の独断で初心者にもわかりやすいと思ったものを紹介していることに注意。
Cluster Creator Kit ドキュメント
とその前に、ワールドをclusterにアップロードするのであれば、clusterのCreator Kitを導入する必要がある。
ワールド作成する時に必ず配置しなければならないコンポーネントが存在していたり
Kitが提供してくれているサンプルも存在している。何より公式のドキュメントになので、ちゃんと読んでおいた方が良い。(←自分に言い聞かせてる)
ProBuilder(プロビルダー)で3Dモデリングしよう(その1)
ProBuilderという3Dモデリングができるツールのインストールから説明してくれている。
実際のツールの使用方法に関しては、記載の通りこのリンク内で紹介されている動画を見ると理解しやすい。
Unity公式が運営しているブログであり、他にも色々と試してみたいチュートリアルが多く載っている...!
また(その1)という記載からもわかるように(その2)も存在するので、順にやっていくと良い。
Unityで自分の部屋(家)をつくってみよう
同じくUnity公式が運営しているブログ内の記事。前の記事でProBuilderの使い方を学んだ後、こちらをやってみると良い。
最初から懇切丁寧に作り方を書いてくれているわけではないのだが、ここまでのワールド作成に関するチュートリアルのリンクをやっていれば特に困ることなく進める。3D Warehouseから取得した家具を使うところに詰まるかもしれないが、アセットストアにある物で良いという人はそれを使えば良いし、なんなら練習がてらProBuilderで作ってみても良いかもしれない。
あと最初に言ったようにclusterにワールドとして公開するためには、Creator Kitを導入する必要があるので、それを忘れずに。
3Dモデリングなんて無理..けど絵は描ける人→→羨ましい..
Tilt Brushで自分だけの手書きワールドを作ろう
前までのワールド作成ではPCの前でマウスを握って画面とにらめっこがほとんどだが、こちらはマウスの代わりにVRデバイスのコントローラーを握ろう。
Tilt BrushはGoogleが開発したツールで、VR空間で3Dの絵を書くことができる。それだけでも個人的には驚きなのだが、描いた物をclusterにワールドとしてアップロードすることが可能。
一つだけ言っておきたいこととしては、本記事の中では唯一有料のツール(Tilt Brushのこと)を使う必要がある。2,000円ほど(2020/08現在)。ただそれ以外は無料だし、何より3Dで絵が描けるという素晴らしいツール。
これを使って関口 愛美さん(VRアーティスト)が制作するようなVRアートが作れるというのだから、すごいと思う。
ちなみに個人的には、関口さんHPトップで紹介されているJapaneseVR Artist SekiguchiAimi【HTCVive/TiltBrush】の制作動画がとても好きだ。
だが個人的には、絵を描くのはかなり苦手分野なのが残念なところ。。
【Tilt Brush入門】基本操作
前のリンクには、Tilt Brushの使い方自体はそんなに説明されていない(まあ説明されずともやっているうちになんとなくわかってくるからかもしれないが)。
こちらは、STYLYというclusterとはまた別のVRプラットフォームがあるのだが、そこが紹介してくれている。
またこのリンクの下の方の関連記事には、中級編/上級編のTilt Brushの使い方の記事も公開されている。
ちょっと番外
個人的に見てよかった!と思うものを紹介する。
ワールド作成方法からは少し外れるので、番外としている。
クリエイター同士で交流したい人
クリエイター向けコミュニティ
clusterのクリエイター向けの公式コミュニティ。Discordというゲーマー間でかなりよく使用されているらしいコミュニケーションツール上にある。(Discord知らなかった...)このツールの見た目は、ぱっと見Slackと似ていた。
ここでは、こんなワールドを作ったよーという紹介やここがわからないといったワールド作成上の質問など様々な投稿がされている。
他社のワールド作成過程を知りたい人
どれも現実にあるオフィスをバーチャル化したワールド。
ここで紹介するオフィスは制作過程まで紹介してくれている。ワールドへのリンクは、それぞれの記事内に載っているのでそこから参加することができる。
バーチャルLODGEを作って公開しました
本記事の最初の方で紹介したYahoo!のオフィス。
ペパボのバーチャルオフィスをclusterで作った
GMOペパボのオフィス。Yahoo!のバーチャルオフィスは、この記事を参考にしたとか。
clusterでバーチャルオフィスを作った話
たき工房のバーチャルオフィス。
最後に
思ったより長くなった。
どちらかというとワールド作成に関する紹介が多めかもしれない。ただコーディングは不要だし、上から順にやっていけばそれなりに自分が作りたい物が作れるようになってくるのではと思う。
まだまだ研鑽中の身だが、これらを参考にしながらclusterに慣れ親しんでいってますという実体験を伝えたく記事を書いてみた。
誰かのお役に立てれば幸いです。