はじめに
本記事では、UI・UXデザイン方面でつよつよになりたい筆者が、UI・UXデザインに取り組んでいくなかで身に染みて感じたことを書いています。
有名なアプリと一緒なら良くないですか?ダメ?
有名なアプリで採用しているUIだからこれでいいよね!ベンチマークヨシ!
……と、ついやりたくなりませんか? 筆者はなります。
有名なアプリと一緒、と言われれば、確かに納得感はあります。説明もしやすいです。
筆者はそうやって決めたUIについて、「本当にこのUIが良いと思ったのか」を問われ、答えられなかったことがあります。
錦の御旗はあるようで、ない
世間一般で有名なアプリのUIが正しく常にモダンである……ということはありません。
「UIが改悪された!」「前のほうがよかった!」という批判を目にすることは普通にあります。
世の一流のUI・UXデザイナーの人たちも、試行錯誤しながらより使いやすく、よりユーザーに喜ばれるUI・UXを日々検討しているわけです。
時には良かれと思って入れた変更によって、想定外の批判にさらされたりしながら。
「若干見映え悪いけど有名なアプリで採用されてるならこれでいいや……」は、UI・UXデザイナーとしては敗北どころか、敵前逃亡なのです。
「若干見映え悪い」なら、その見映え悪いポイントがどこなのかを深掘り、言語化すべきです。
もしくは、より良いUI・UXの例を求めて、ベンチマーク元のアプリ以外のアプリのデザインをもう少し調べるべきです。
逆に言えば、「このアプリの見映えはモダンでとても良い」「このUXはスムーズでわかりやすくて良い」というUI・UXがあるのならば、良いところを深掘りし、言語化しておくべきでもあるのです。
さいごに
UI・UXデザインについては「コントロールの配置や文言が論理的に正しいか」以外にも、「見映えが良いか」や「UXの流れが途切れずスムーズか」など、「ユーザーがどう感じるか」という観点があるように思っています。
正解がないので難しいところではありますが、経験を積んでより良いデザインを提案できるようになっていきたいです。