Git操作 実務で生じた事象と対応のメモ

developからブランチ切って作業すべきところ、mainからブランチ切って作業してしまった場合

図で説明すると以下の通り（前提：今のブランチ名を feature/foo と仮定）

# 現状（間違って master から切って作業中）
master
  A---B
         \
          C---D   ← feature/foo（ここで作業中）

# やりたい形（develop をベースにしたかった）
develop
  E---F---G
           \
            C'--D' ← feature/foo（履歴を載せ替えたい）

対応は以下の手順

# 1. developブランチを最新に更新
git checkout develop
git pull origin develop

# 2. 間違ってmasterから切って作業していたブランチに戻る
git checkout feature/foo

# 3. 現在の変更をdevelopブランチの上に載せ替える
git rebase develop

以下のコマンドによって、feature/foo が develop の延長線上にあるかを確認できます。

git log --oneline --graph --all

ブランチ切って作業している時に、突発的な別タスクが発生した場合

# 1. 今の作業内容を退避（未追跡ファイルも含めて）
git stash -u
※ -u オプションで git add していない 新規ファイルも一緒に退避される

# 2. develop にチェックアウトして最新化
git checkout develop
git pull origin develop

# 3. 突発タスク用の新しいブランチを切る
git checkout -b new-task

# 4. そのタスクの作業を行い、コミット・プッシュ
git add .
git commit -m "Fix urgent issue"
git push origin new-task

# 5. 元の作業に戻る
git checkout feature/original-task
git stash pop

git hooksを用いたpre-commit / pre-pushをスキップしたい場合

#  pre-commit をスキップする（例: lint チェック等を飛ばしたい場合）
git commit -m "commit message" --no-verify

# pre-push をスキップする（例: テストやCIチェックを飛ばしたい場合）
git push origin HEAD --no-verify