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AWSを活用した機械学習とIoT

Last updated at Posted at 2018-02-22

AWSで実現できる機械学習

AWSは単なるクラウドサーバーという域を超えて、様々な活用が可能です。特に今後注力されていく分野が、人工知能の一分野である機械学習および、Iotの領域です。
Amazon社は創業当初から20年以上機械学習を活用しており、この分野でのパイオニア企業の一つです。例えば「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という推薦が出るアイテムベースの協調フィルタリングアルゴリズムなどが有名です。(下図参照)

スクリーンショット 2018-02-22 13.44.16.png

今話題のAmazonのスマートスピーカーechoも、機械学習技術を活用したものです。
さらに、AWSの年次イベント「re:Invent」では、 2017年に、音声アシスタント「Alexa」オフィスで利用するためのサービス「Alexa for Business」、機械学習のモデル構築などを容易にする
「Amazon SageMaker」などが発表され、機械学習を利用する環境がますます向上しています。
これによりコールセンターの自動化など、今後ますますAWSを利用した様々な業務の効率化が進むことが予想されます。

モノのインターネットとAmazon IoT Core

そしてもう一つのIotですが、これはInternet of Things(モノのインターネット)と言う言葉の略で、従来のパソコンやスマートフォンだけではなく、家電製品や自動車、産業用ロボットなどありとあらゆるものがインターネットに接続されるという状況を意味します。
これに対し、Amazonは、AWS IoT Core という、インターネットに接続されたデバイスから、クラウドアプリケーションやその他のデバイスに簡単かつ安全に通信するためのマネージドクラウドプラットフォームを用意しています。
Iot時代には、コンピュータばかりではなく、GPSやカメラ、温度センサーなど数多くのセンサーやデバイスがインターネットに接続され、それらの情報を処理・解析する必要が出てきます。その数は膨大であり、しかも頻繁に大量の情報が行き来します。
そのため、AWS IoT Coreは、数十億個のデバイスと数兆件のメッセージをサポートしており、デバイスに確実かつ安全に処理してルーティングできる仕組みが用意されています。

Iot とAIの融合

このIotと機械学習が融合することによって、世の中は劇的に変化するといわれています。これが、第4次産業革命やインダストリー4.0と呼ばれるものです。

第1次産業革命は19世紀のイギリスで起こった機械化であり、機械による製造が可能になりました。
第2次産業革命は20世紀のアメリカで起こり、電力の活用により大量の機械で大量の製品が可能になりました。
第3次産業革命は20世紀半ばから後半に起こり、コンピュータの導入によって、指示を与えれば機械が自動的に生産が出来るようになりました。

それに対し第4次産業革命の主役はIotおよび機械学習であり、これにより機械が自ら考えて動くようになっていく自律化が起こっていき、現在はその過渡期にあると言われています。つまり、コンピュータが「自分で考えて行動する」時代になるわけです。

AWSは第4時産業革命を牽引するための様々なインフラを提供していると言う事が出来ます。

 まとめ

このようにAWSは時代の変化に応じ単なるサーバーではなく様々なサービスをユーザーに提供しています。今後の課題は、仮想通貨などで用いられているブロックチェーン技術であり、この分野はマイクロソフトのAzureやGoogleなどがAWSよりも一歩進んでいるのが現状です。

しかし、そう遠くない将来、Amazonはこの分野でもあっと驚くようなサービスを提供してくる可能性があり、今後も目が離せません。

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