HelloWorld
PythonでHelloWorld
PythonのHelloWorldは、以下の通り。
# HelloWorld
print("Hello World.")
これで、以下のように表示されます。
Hello World.
#は、コメントを表します。
**print()**で、()内の内容を表示します。""および''で文字列を表します。
演算と変数
算術演算
pythonの基本的な算術演算は以下の通り
# pythonの算術演算
print(15 + 4) # 足し算
print(15 - 4) # 引き算
print(15 * 4) # 乗算
print(15 / 4) # 除算
print(15 // 4) # 切り捨て除算
print(15 % 4) # 剰余
print(15 ** 4) # 15の4乗
実行結果は、以下の通りになります。
19
11
60
3.75
3
3
50625
Python言語は、原則的に他の言語と違い、型指定が無いため、除算の結果は、割り切れなければ小数点以下の数値が表示されます。
小数点以下を省略したい場合には、切り捨て除算(//)が必要です。
計算の制限
Pythonで扱える数値は、整数と浮動小数点。
整数で扱える範囲には上限がありません。
10 ** 100
実行結果は以下のようになります。
10000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000
このような大きな数値は他の言語では扱えませんが、Pythonでは可能です。
変数の利用
変数は、以下の通り。
演算子 | 意味 | 使用例 | 結果 |
---|---|---|---|
+ | 加算 | 1 + 4 | 5 |
- | 減算 | 13 - 14 | -1 |
* | 乗算 | 6 * 5 | 30 |
/ | 除算 | 7 / 8 | 0.875 |
% | 剰余 | 11 % 3 | 2 |
// | 切り捨て除算 | 9 // 2 | 4 |
** | 指数 | 11 ** 2 | 121 |
divmod | 商と余り | divmod(10,7) | (1,3) |
変数
簡単な変数
以下のように変数を扱うことが出来ます。型指定はありません。
a = 2
b = 3
c = a - b
print(a + b)
print(c)
実行結果は以下のようになります。
5
-1
文字列の扱い
Pythonの文字列はすべてUnicodeで扱われます。文字列も変数で扱うことが出来ます。
text="I love programming in Python."
print(text)
I love programming in Python.
###キーボードからの文字列の入力
キーボードから文字列を入力して変数に入れる処理を簡単に実現できます。
str = input("文字列を入力してください:")
print(str)
実行結果は以下のようになります。
文字列を入力してください:aaa
aaa
キーボードから入力した数値は、文字列扱いになります。整数などに変更するには、以下のような処理が必要です。
# 文字列として、整数x,yを入力
x = input("x=")
y = input("y=")
# x,yを整数にして計算
sum = int(x) + int(y)
# 計算結果の出力
print(x + "+" + y + "=" + str(sum))
実行結果は次の通りです。
x=3
y=2
3+2=5
文字列の結合は、+で行います。
'ABC'+'DEF'
'ABCDEF'
また、文字列を数値にするのはint()、逆に数値を文字列にするには**str()**を用います。
これで、基本的なpythonの書式の説明を終わります。
次は条件分岐について説明します。