#こんなチケットとびかってませんか。
チケットを自分担当にされたけど、何をしたらいいか分からない。
いつまでにやればいいのか期限がない。
対面で確認しようと思ったら、作成者が外出中。
あるいは、そもそも同じオフィスにいない。
#すごく困る。
工場、飲食店、工事現場、世の中のありとあらゆる現場において、**絶対の悪は『作業者を迷わせること』**です。(断言)
「作業達成のために悩む」はアリだけど「何をすればいいか迷う」はナシ。
#だから『察して』を極力削る。
※作業内容すべてを文章化するのは現実的ではないけれど、迷う余地は極力なくす。
###・期限は必ず設定する。
作成者が作業ボリュームを想定できなくても「いったんここで進捗確認」という日時を設定する。
設定する以上、作成者は進捗確認を責任もって行ってください。
「依頼しといてほったらかし」は作業者のモチベーションを下げます。
作成者が行えない場合は、誰が行うのかをチケットで明確にする。
「期限日までに○○さんに報告して指示を仰ぐこと」など。
###・作業内容は明確にする。
「Aが依頼内容と異なっています」ではどう違うか分からない。
「AをBに運ぶ」「CをDに変更する」など、作業内容を明確にする。
###・ゴールを明示する。
「社内開発環境で修正する」
「テストする」
「stg環境にアップする」
「お客さんに連絡する」
「本番リリースする」
「チケットをクローズする」
どこがチケットのゴールなのか明確にする。
###・作業を達成するための権限を明確にする。
疑問点はお客さんに直接尋ねていいのか、
いったん社内の誰かに相談した方がいいのか。
手が足りない時は、誰かに頼んでいいのか、
それも誰かに相談した方がいいのか。
その場合、誰に相談すればいいのか。
お客さんとやり取りする場合に、すでに連絡ツールがあるならその手段を明記する。
(バックログやredmineのURL。ccメールの場合は日時と件名などなど)
#でも、すべて明記するのは現実的ではない。
「権限て、ファイルへのアクセス権限とかも書くの?」
「上司と先輩と同僚と相談窓口が複数あるけど、誰にどこまで聞けば?」
書くだけで日が暮れます。
すべてを書くのは無理です。
では、どうすれば?
#作業担当者にあわせて発行しよう。
作業担当者は、どのぐらいこの現場に慣れてるだろうか。
知識は? 経験は? どういうのが得意? どうされるとやる気をだす?
それを考えるのも『コミュニケーション』です。
#チケットにもコミュニケーションを。
明文化できるチケットは、伝えたつもりになりやすい口頭や電話より、使い方次第で、はるかに多くの情報量を伝えることができます。
うまく使いましょう!