0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

3ヶ月で統計検定準1級の受かり方。

Posted at

概要

統計検定準1級に3ヶ月で合格した私の勉強法を記載していく。
また、前提として2級程度の知識は有している者とする。

この記事は以下のことを具体的に記載する。 

・合格までの学習時間
・適していた勉強、不適であった勉強
・使用していた教材の評価

この記事の目安は2分です。

プロフィール

明治大学3年 工学系 (統計学に関する講義はほぼ無い。)

統計学を始めたのは1月下旬
期待値・分散 などもよくわからない状態で勉学を始める。
・3月上旬 統計検定2級 合格 83点
・5月下旬 統計検定準1級 合格 63点

合格までの学習時間

studyplus で学習時間を管理していたので、学習時間は正確に把握している。

2級を合格するまでの学習時間

一般的には 50-60 時間
私の場合は 100 時間程度 

統計学に関して全く事前に知識もないということもあり一般的な学習時間よりも長くかかったと考えられる。
また、統計検定準1級を合格することを検討し始めていたので、詳細に理解しようとしたことも時間がかかった要因であると推察される。

準1級を合格するまでの学習時間

一般的には 300 時間
私の場合は 100 時間程度

2級の学習の際に正規分布の性質やt分布の性質や仕組みをしっかりと理解していたため、新しい単元になっても理解が容易であった。

適していた勉強、不適であった勉強

適していた勉強

・数学力をつける。
微積分・線形代数・解析学といったことを理解していくことで容易に理解ができるようになる。

・多変量解析をしっかり対策する。
多変量解析は仕組みが難しい分テストに出てくる内容はいたって簡単。
確実に点数を取れるように下で紹介している教材を使い多変量解析がなんたるかを勉強しよう。

・ある程度知識がついてきたら過去問をぐるぐるする。
ある程度の基準は問題を読んだときにどの単元の問題かを即時に理解できるようになること。
また、問題に出てくる数式の意味を理解できるようになること。
この程度の理解ができるようになったらどんどん過去問を周回するようにしよう。目安は3周。
1回目は答えを見ながらでも理解を進めていき、
2回目で自分でも少しずつ解けるようにして、
3回目で完全に自分で導出できるようにしよう。

不適であった勉強

・統計学実践ワークブックの使用をメインとする学習
・基礎知識のない状態での過去問
・1つの単元に特化する

ざっくりとまとめると上記のようになる。
また、次に私が実際に使っていたおすすめの教材について評価する。

使用していた教材の評価

⭐️を使って5段階評価する

1 統計検定準1級公式過去問集 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

基礎知識をつけた後はこの公式問題集をひたすらゴリゴリ解き進めていく。
その過程で分からないことがあったら片っ端から調べていく。

2 統計学実践ワークブック ⭐️⭐️


よくおすすめテキスト!必須!!と呼ばれることが多いがそんなことない。
このテキストを使って1人で学習を進めることができるのは事前に知識がある人だけだと思う。
これわかります!→もう合格できる人 みたいなもんです。
基本的に一般化された式しか書いていないので、最初っから理解するのは難しいです。

3 例題でよくわかる はじめての多変量解析 ⭐️⭐️⭐️⭐️

多変量解析って何? 
主成分分析と因子分析の違いがわからない!
因子付加量ってなに?って人はとてもおすすめ。
私は多変量解析なんて何もわからなかったが、このテキストを読んで準1級で多変量解析の単元は落とさないぐらいには解けるようになった。演習を除けば10時間ちょっとで1周できるので、とりあえず読んでみるのもおすすめ。

4 道具としてのベイズ統計! ⭐️⭐️⭐️

準1級はベイズ統計に関してそこまで難しいことは出てこないので、この本を完璧にする必要はない。
しかし、ベイズ統計は近年注目を浴びているので知らないなんてことはあってはならない。
もちろんこの本だけでベイズに関しては余裕で準1級解けるようになります。

まとめ

統計検定準1級はかなり難しい資格です。
統計検定2級とは比にならない。その分取得した時の爽快感は半端ない。
インターネット上にある一般的な学習時間はあまり参考にはならない。自分のペースで頑張ってほしい。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?