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Lambdaでお手軽サーバーレス入門(API Gateway設定編)

Last updated at Posted at 2018-09-29

初めての記事 Lambdaでお手軽サーバーレス入門(とりあえず作ってみる編)で作った関数を、API Gateway経由で呼び出してみます。
これで、Webアプリなり、モバイルアプリなり、好きなところから呼び出しができます。

一番気をつけたい制約事項

制約事項があるのはお決まりですが、API Gatewayの一番大きな制約事項は個人的にはこれだと思ってます。

29秒勝負!

前回触れなかったですが、Lambdaには実行時間の設定ができます。
範囲は1秒〜300秒(5分)の間で好きなように選べます。
これによって、少し時間がかかる処理もなんとかなるのですが…

API Gatewayはせっかち!

例えば、最大300秒の設定をしているある関数の実行に60秒かかったとします。
Lanbdaとしては、時間制限目いっぱいまでは頑張ってくれます。
なので、この関数も実行は完了します。

ただし、API Gatewayはせっかちなので(2回目)、API呼び出し後29秒が過ぎると、関数がまだ動いていても、強制的にAPI Gatewayの応答を返してしまいます。
なので、クライアント側としては「あれ?なんでタイムアウト?」ってなるかもしれません。
なので、時間がかかりそうな処理のときは、工夫しなければいけません。
(いろいろやり方はありそうですが、私のアイデアは別記事で書きます)

これだけ抑えてもらって、ではAPI Gatewayの設定をしてみましょう。

API Gateway management console

こちらよりAPI Gatewayを表示します。
apigw01.png

このリージョンでは初めてのためWelcomeに飛ばされました。
Get Startedで始めましょう。

apigw02.png

いつのまにこんな画面が?
(注:普段手動で設定しないから驚いているだけ)

New APIを選んでみます。

  • Endpoint Type
    • Regional
      今ログインしているリージョン(例ではTokyo)で作ってくれます。
      今(2018年9月末現在)のデフォルトです。
    • Edge Optimized
      なんとCloudFrontで展開してくれます。
      昔(2017年11月頃まで?)のデフォルトです。
    • Private
      VPC内からのみ呼び出せます。アプリ内部でしか使わない、などの理由で選べそうです。

RegionalとEdge Optimized、どちらを選ぶべきなんでしょうか…?詳しい方、コメントをいただけたら嬉しいです。
今回はデフォルトのRegionalにしてみます。

apigw03.png

右下のCreate APIを押すと作成できます。
apigw04.png

できました。
ただ、まだ定義がないので空っぽです。
ここに、API定義を追加していきます。

APIの追加

上のActionsから、Create MethodやCreate Resourceが選べます。
これらの違いは…

  • Create Method
    リソースの下に、メソッド(GETやPOSTや)を作ります。
  • Create Resource
    さらに細かいリソースをつくれます。その下には、さらにリソースも作れますし、メソッドも作れます。

今回は一つリソースを作ってみて、そのしたにメソッドを作ってみます。

Create Resource

Actions -> Create Resourceをクリックします。

apigw05.png

  • Resource Name
    ここは好きな名前で。
  • Resource Path
    URLになる部分です。
  • Enable API Gateway CORS
    これにチェックを入れておくと、自動でCORS(Cross-Origin Resource Sharing)用のOPTIONSメソッドも作ってくれます。
    Webアプリから呼び出す際に便利です。

ではCreate Resourceをクリックします。

apigw06.png

できました。
先程、Enable API Gateway CORSのチェックを入れていたので、自動でOPTIONSメソッドを作ってくれています。
(あれ、Resource Nameはどこへ…?)

では、今回はGETとPOSTの2つのメソッドを定義してみます。

Create Method

同じくActionsメニューから、Create Methodをクリック。

apigw07.png

真ん中ペインのツリーに、コンボボックスが現れました。
ここでメソッド選んで、✔をクリックします。

apigw08.png

なにやらオプションがいっぱい…
ここでは、Lambdaから呼び出したので、Integration typeはLambdaにします。

Use Lambda Proxy Integrationというオプションがありますが、オンにすることをおすすめします。
たくさんのイベントを取得できます。
(そのかわり、戻り値にもルールがあります)

Lambda Functionには、例で作った hello-world-py3 を入力します。
名前は補完してくれます。

Use Default Timeoutはオンにしておくと、最大の29秒(29000 milliseconds) で処理してくれます。
オフにすると、自分で選べます。短くすることはできますが、29秒より長くすることはできません。

apigw09.png

Saveで保存します。
apigw10.png

何やらダイアログが出ますが、これは「指定したLambdaを呼び出すために、API Gatewayに権限を与えますよ。」ということなので、素直にOKします。

apigw11.png

GETメソッドができました。

POSTメソッドも作る

同じノリでPOSTも作れます。
apigw12.png

次回予告

長くなりそうなので続きは別記事に書きます。
次回:Lambdaでお手軽サーバーレス入門(Lambdaのイベント from API Gateway編)

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