背景
エンジニア1年生は、自分がアプリケーション開発者を目指すべきか、インフラエンジニアになるべきか、どれともWEBデザイナーになるべきか、そういうのに悩むと思う。
やはり自分自身の能力が一番発揮される環境で生活するのが一番だと思う。
なので、IT業界のことをあまり知らないエンジニア1年生の人は、
なんとなく会社に勧められたから
とかこれやってる人が多いから
とかじゃなくて、
ちゃんと自分自身の適性を判断するのが良い。
適性を判断するといっても、ダラダラ見極めようとしてはいけない。
長くて1ヶ月で判断したい。
1週間でも1日でも、短ければ短いほど有利だ。
その理由は以下だ。
- 判断が早ければ、その分その適性の領域の勉強時間を得られる
- 判断に時間をかけても、適性は正しいとは限らないし、歩む人生の中で変わる(小学校の時の夢と今の夢は異なるケースが多い)
というわけで、今回の記事ではどのようにして自分に適性のある領域を診断するのか?について書いていきたい。
話は変わるが。。。
小学校や中学校や高校で習う科目は、
英語、国語、数学、物理、化学、生物、日本史、世界史、地理、政治経済、書道、音楽、美術、体育、保健体育、倫理、プール、家庭科
場合によってはもっとあるかもしれない。
異常に多岐にわたる。
たとえば数学なんて、何の役に立つのだ?
と疑問に思う人もいる。
そう、それは正解だ。
実際に役に立たない人が多いのである。
ではなぜ学ぶのか?
それは自分の適性を知るために他ならない。
いま生物学者として活躍している人は、もし学生時代に生物の授業に出会わなかったら、活躍できなかった可能性が高い。
他の科目と人生の関係も同じだ。
自分の適性を知るには、まずどんな領域があるかを知る必要がある。
これをエンジニアのケースに適応させる。
まずは幅広いエンジニア領域を知る
エンジニア1年目の人は自分のやっている領域外のエンジニアがどんな仕事をしているか知らない
ケースが多い。
つまり、まずは幅広いエンジニア領域を知ることが必要である。
これに一番適せるなのが、超小規模な簡単なWEBサイトをリリースすることである。
そしてここで最も重要なポイントは難易度を最小限に下げるとこである。
エンジニア領域別適性診断の目的は、技術習得ではなく適性を知ることだからである。
以下に具体的な順序を書いていきたい。
1. 無料のクラウド開発環境を利用して、簡単なCRUD機能をつくる
まず初めに開発環境で躓くので、無理はしない。
無料(もしくは無料期間あり)のクラウド開発環境を利用するのが良い。
AWS Cloud9かCodeAnywhereがおすすめだ。
で、CRUD機能(基本的な機能である新規作成、参照、更新、削除)を作る。
このCRUD機能を一瞬で作れるのがRuby on Railsだ。
なので使用言語はRubyでフレームワークはRuby on Railsを進める。
2. 完成したソースコードを少しいじってみる
ここで、HTML, CSS, Rubyのコードを少しいじる。
ここをこのように変えたらこう変化する
という感覚を少しだけ味わうのが良い。
ここで重要なのはいじりすぎないことである。
ソースコードのカスタマイズに終わりはない。
3. AWS EC2でリリース
そして作成したソースを本番環境にリリースする。
無料期間のあるAWS Lightsailがおすすめだ。
4. 診断結果発表
ここまでやると診断結果が見えてくる。私の考える結果は下記の通りだ。
目に見える部分をカスタマイズするのが面白かった人
2. 完成したソースコードを少しいじってみる
の目に見える部分をカスタマイズすること、つまりHTMLやCSSをいじるのが面白かった人は**フロントエンジニア**に向いている。
目に見えない部分をカスタマイズするのが面白かった人
2. 完成したソースコードを少しいじってみる
の目に見えない部分をカスタマイズすること、つまりRubyをいじるのが面白く、ロジカルなことが好きな人は**サーバサイドエンジニア**に向いている。
本番環境リリースが面白かった人
3. AWS EC2でリリース
が面白かった人は**インフラエンジニア**に向いている。
これを使うユーザのことを考えるのが面白かった人
この流れの中で製造ではなく、利用者のことを考えた人もいると思う。
例えばこんな感じ。
- もっとこうしたら使いやすくなる
- こういう内容にしたらユーザは面白くなる
- こういう問い合わせがあるはずだから、こうしよう
こういう感じの人は**企画やサービス設計やカスタマーサクセス**に向いている。
診断における注意点
1つに当てはまる人も、2つ以上に当てはまる人もいると思う。
そして向き不向きやスキキライは環境によって変化する。
なのでこの診断は最初の歩むべき方向性として参考にしてほしい。
つまり、この診断結果だったから、ずっとこの道に進むべきだ
と考えないでほしいという意図です。
フロントエンジニアもサーバサイドエンジニアもインフラエンジニアも企画も、さらに細分化されていきます。
なので一番伝えたいことは、どんか仕事はあるのか、広く知ることが自分自身の能力を最大限発揮するための必要条件ということです。
参考サイト
ありがとうございました!参考になりました!
https://www.internetacademy.jp/it/programming/javascript.html
https://mynavi-creator.jp/blog/article/the-role-of-infrastructure-engineer
https://boxil.jp/mag/a4314/