ふと、ある日こんなことを考えた
動画投稿なんて恥ずかしくてしていなかったが、AIを化身として動画投稿すれば、身バレしないし好きな表現ができそう..!
そして、AIであることはなるべく視聴者にバレたくない。というのは、自分自身動画コンテンツを見るときに、映像がAIだと思うと、求心力に影響があると思うからだ。特に、Vlogのようなストーリー性、一貫性を消費するコンテンツにおいては相手がAIであることを理解した上で関心を持つ人はまだ少ないだろう。
(目の前にいる友人を差し置いて、スマホに映る一度もあったことのないインフルエンサーのコンテンツをみる現代人は、AIにすぐ慣れると思うが)
おそらく、現時点で投稿者を唯一の人間たらしめるのは、フォロワー数とコンテンツの内容だ。同じ顔の人が、ある程度のフォロワーを持っていれば、まだ、人間だと思ってくれる気がする。
ただ、更に生成AIの質が上がり、そのコンテンツが溢れると、そのきっかけとなるサービスのリリースを起点に人間判定されると思う。
言いたいこととしては、今ならまだ人間のふりができそうだ、ということだ。
必要な用件
- 同じ人を動画の主人公にすることができる
- 話している口の動きと音声が一致している必要がある
調べたサービス
- Describe AI動画編集ソフト
- Runway
Describe
Describe は動画を編集するサービスだったので今回は利用しなかった。
このサービスに動画をアップロードすると、文字起こしをしてくれる。その生成された文字起こしを編集することで動画が編集できる。例えば、削除すればカットになる。AIの機能としては、文字の追加がある。喋る文章を追加すると、スピーカーの認証を求められる。内容は声で声明文を読み上げたものを提出するもので、審査に通るとそのスピーカーから話す内容を新たに生成することができる。よくある、ひろゆきボイスAIみたいなもののイメージです。
Runway
このサービスでは、text, image, video から, それぞれを生成できる。今回は text + image To video で利用した。
被写体のイメージを置いて、そのシーンからtext で指定した動きをさせることができる。 公式サイトのサンプル
私は一人の被写体を利用して長時間の動画を作りたかった。このサービスでは一度に10秒の動画しか生成できない為、
- 画像を用意する
- 画像から動画を作る
- 動画の最後のシーンを新たな写真入力として1に戻る
というのを繰り返して、長時間の動画を生成しようとした。
やってみた感想
動画を作る中で以下の難点を感じた
- 意図通りにシーンを動かせない
- 物理に反した動きをよくする
- 再生成すればいつか直るがその前に利用制限に引っかかる (今回の検証は3時間ほど行ったが、それだけでBasic プランの 4/5 程度 (500token) 使ってしまった)
前のホリエモン級のクオリティはどのように再現できるのだろうか。
(本当にAIなのだろうか..?)
十分なデータを入力できるインターフェースが提供されていること、被写体の十分なデータを用意することが、AIの動画生成のコツなのかもしれない。
ホリエモンの動画を見た時の衝撃を思い出すと、逆に、AIで作った動画だと言って、実写をあげるのもインパクトを残せるかもしれない。