#まえがき
Ruby技術者認定試験Silverの試験勉強の一環。
Rubyの予約語についてはすでに先達がおられます。
Ruby 予約語
カテゴリ分けと説明(Rubyリファレンスマニュアル(2.1)に基づく)
をつけることで差別化したつもりです。
説明は一行で統一したかったのですが、制御構造とかはまとめきれませんでした。
演算子式
and
論理積(かつ)
or
論理和(または)
not
否定(ではない)
#変数と定数 (擬似変数)
self
現在のオブジェクト
nil
NilClassクラスのインスタンス
true
TrueClassクラスのインスタンス
false
FalseClassクラスのインスタンス
__FILE__
現在のソースファイル名
__LINE__
現在のソースファイル中の行番号
__ENCODING__
現在のソースファイルのスクリプトエンコーディング
#制御構造
do
do ... end でブロックを示す。
while, until, for では do を省略できる。
end
ブロック構造を終える(Ruby用語集より)
(条件分岐)
if
式 :右にある式を評価した結果が真であるとき、then以下の式を評価
修飾子:右辺の条件が成立するとき、左辺の式を評価してその結果を返す。
then
if, unless と共に使う。省略可能
elsif
if と一緒に使う。ifの条件式が偽のときにelsifの条件を評価する。
unlessに対しては指定できない。
else
if, unless と一緒に使う。
全ての if と elsif の条件式が偽であったとき else 節があればその式が評価される。
unless の条件式が真であったとき else 節があればその式が評価される。
unless
式 :右にある式を評価した結果が偽であるとき、then以下の式を評価
修飾子:右辺の条件が成立しないとき、左辺の式を評価してその結果を返す。
case
後に置いた式に対する一致判定による分岐を行う。
when
case式と一緒に使う。後に置いた式とcaseが指定した式を比較
(繰り返し処理)
while
後に置いた式を評価した値が真の間、本体を繰り返し実行
until
後に置いた式を評価した値が真になるまで、本体を繰り返して実行
for
in
以下の形で式を評価した結果のオブジェクトの各要素に対し本体を繰り返し実行
式..
end
break
最も内側のループを脱出する。
next
nextはもっとも内側のループの次の繰り返しにジャンプする。
redo
ループ条件をチェックせず、現在の繰り返しをやり直す
retry
rescue節でbegin式をはじめからもう一度実行する。
※筆者注:リファレンス上でも繰り返しの項目に分類されています。
(例外処理)
begin
例外処理の開始を示す。
rescue
例外を捕捉
ensure
begin式を終了する直前に必ず評価される。
(その他)
return
式の値を戻り値としてメソッドの実行を終了する。
BEGIN
初期化ルーチンを登録(トップレベル以外で書くとエラー)
END
後始末ルーチンを登録
#メソッド呼び出し
super
現在のメソッドがオーバーライドしているメソッドを呼び出す。
yield
ブロック付きメソッドでブロックを呼び出す。
#クラス/メソッドの定義
class
クラスを定義する。
module
モジュールを定義する。
def
メソッドを定義する。
defined?
式が定義されていなければ偽、定義されていれば式の種別を表す文字列を返す
undef
メソッドの定義を取り消す。
alias
メソッド、グローバル変数に別名をつける
#オマケ:予約語っぽいけど予約語じゃないもの
raise
Kernel.#raise 例外を発生させる
include
Module#include クラスに機能を追加
extend
Object.extend 特定のオブジェクトだけにモジュールの機能を追加
catch
Kernel.#catch throw との組み合わせで大域脱出を行う。
throw
Kernel.#throw catchとの組み合わせで大域脱出を行う。
__END__
プログラムの終わりを示す(前後に空白があると認識されない)