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Agile Japan 2024 参加してきました! (感想)

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開催日:2024/11/21~22  開催地:東京&オンライン

上記のイベントに参加してきたので感想をつらつらと書いていこうかと思います!
1日目は仕事の都合であまり視聴できず、2日目は現地参加だったものの、後方のブースエリアで話してた時間が多く、講演全部聞けてないです。後日録画公開されたら、ちゃんと見返したいと思います。というわけで、当記事はレポートというより、かいつまんで所感を述べるだけのポエムです。悪しからず。(^^;)

テーマ

今年のAgile Japanのテーマは「People-Centric Agile」。生成AI関連の発表が多かったのですが、だからこそその対比で人間中心の原則が改めて感じられる内容でした。僕自身、スクラムマスターをしていて、常々「プロダクト」ではなく「人」を扱っている、という感覚があり、そういった点でも腑に落ちる瞬間が多かったです。

1日目

【基調講演】 生成AI時代における人間の情熱とプロダクト志向

この講演の一番のパワーワードは「情熱駆動開発」。人間にしか持ちえない原初の欲求「情熱」。「情熱とは本質に向き合うこと」という定義も、かなり納得感がありました。一方で、「情熱」だけで突き進むと、何かを見失い失敗するという警句もあり、そのために生成AIを使って一般論から諭してもらう(=ブレーキ役になってもらう)という提案も。人間とAIの特性を活かした役割分担として妥当だと感じました。

人間中心のマネジメントへの変革:スクラムが拓く組織の未来

こちらもなかなか衝撃的な内容でした。資料の中にスクラムの考案者ジェフ博士が別イベントで語ったAIの話が出てきます。「Scrumによる⼈とAIの統合:すべてのマネージャー、コーチは、今後成功のためにAIをチームに統合していく必要がある」とのことで、スクラムチームのDEVメンバーの半数以上がAIみたいな世界の話です。さらにそれが進むと、スクラムマスターもAIに置き換わり、最終的にPOだけが人間となるだろう、と。
いやいや、スクラムマスターはさすがにAIにはならないでしょ、と最初思ったのですが、DEVが全員AIメンバーに置き換わったとしたら、スクラムマスターもAIが務めた方が上手く回るかも、と思い直し、戦々恐々となりました。少なくとも僕はAIスクラムマスター以上にAIデベロッパーの気持ちを分かってあげられる自信がないです(笑)

大学生セッション

はこだて未来大学の学生さんをはじめとする3組の事例発表があり、こちらも興味深い内容でした。アジャイル開発と言いつつも、大学のテーマ学習の枠内で活動するため制約も多く、どうしても変則的なスクラムにならざるを得ないのですが、そんな中でも肌感覚でアジャイルの本質的なコンセプトをきちんと掴んでいるのが、素晴らしいなと感じました。ネイティブアジャイラーの瑞々しい感性は本当に羨ましく、将来には期待しかないです!

2日目

組織にアジャイルな「芯」をつくろう

レッドジャーニー市谷さんの講演。市谷さんが長年追い続けてきたテーマ、日本型組織の「芯」とは? 失われた芯に代わってどうやって新たな「芯」を宿すのか? という問いに対する最終回答の一端がついに明かされました! 所感としてはずっと見続けてきた壮大なドラマシリーズの最終シーズン第一話を観た、という感じで早くこの続きが観たいと思わずにはいられませんでした。
前半の「現業最適化組織」から「価値創出型組織」への転身を阻む4つの壁とか、共感しかなく、「これ、まさにウチの会社の話じゃん」と思った方も多いのではないかと。
そして、その具体的な解決策として示される「中間的生成的な場をつくる」というアプローチ。具体例の一つとしてPdMO(プロダクトマネジメントオフィス)という形態が紹介されます。ぱっと見、絵だけを見ると似たような主旨のチームはこれまでもあったのでは、と早合点してしまいそうですが、重要なのはその先で出てくる「制御の反転」というコンセプト。そのチームが個別の各チームを統制するのではなく、要請に基づく支援を提供するという点。あくまでも自己組織化した個別チームが主体。
実際にこの「中間的生成的な場」を組織に実装しようと思うと、考えなければいけないことは多そうですが、そのあたりも講演内容で軽く触れられており、起こりそうな問題とその対策が示されます。
正直、まだ完全に理解が追い付いてはいないのですが、この先の展開を期待せずにはいられない内容でした。

組織をアジャイルにしていくのにプロジェクトファシリテーションが必要ないわけがない

同じくレッドジャーニー森實さんと松本屋の松潤さんの対談形式の講演。感想を一言で述べるなら「温故知新」。「アジャイル」という言葉がまだ世に広まっていない時代から、オブジェクト倶楽部(のちにオブラブに改名)として活動し、アジャイルの礎を築いた諸先輩方には改めて敬意と感謝の意を表明したいと思いました。
「どんな手触りですか?」という質問は人間の感覚を引き出す良い問いかけだと思ったので、僕もどこかで使ってみたい。
ちなみにChatGPTに「アジャイル開発の手触り」を聞いてみたら「まるで粘土をこねて形を作るような感触」と返ってきました。

その他

AgileStudioさんのブースで念願の『AGILE PRACTICE MAP(小冊子版)』をゲットしました♪ 小冊子といっても150ページ以上あります。いや、まぁ内容自体はWeb版で知ってはいたのですが、やっぱり形としても欲しいじゃないですか。昨年はオンライン参加だったため入手できず、プラクティスコレクターの名折れと凹んでいたのですが、ようやく手にすることができました。書籍としてきちんとレイアウト構成もされているので読みやすいです。ブースでもとても親切に対応していただき嬉しかったです。

ITpreneursさんのブースでいただいた「アジャイルのスパイスが効いた自律したチームを作るチキンカレー(中辛)」も美味しかったです♪(後日、自宅にて完食)

その他、各ブースでノベルティグッズをいただいたりして、帰りはリュックがパンパンでした(嬉)

なにより昨年、飯テロに泣いた今半のすき焼き弁当、今年はしっかり現地で食して参りました! 一年越しに食べる味は最高でした! スタッフの皆様、ありがとうございました!

学びになったり、繋がりができたり、グッズをゲットしたり、色々なものが得られるAgile Japan。また来年も参加したいと思いました!

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