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Incoming WebhookをつかってGASからSlackにメッセージを送信する方法

Last updated at Posted at 2023-12-03

はじめに

この記事は「Ateam LifeDesign Advent Calendar 2023」で完走賞を狙って25記事書いているうちの4日目の記事です。今年も完走目指して頑張るぞ!

GASとSlackの連携

弊社は社内のコミュニケーションツールとしてSlackを使っているので、GASでなにかしたものをSlackに通知させたいっていうケースは多いはず。なので今日はIncoming WebhookをつかってGASからSlackへ通知を飛ばす方法を紹介します。

作るもの

GASを実行するとSlackに通知するようにします。

準備

webhook URL の取得

今回はwebhookをつかうのでまずはじめにwebhook URLを取得しておきます。まずこのページにアクセスしてください。
Incoming Webhookを「Slackに追加」します。

スクリーンショット 2023-11-21 9.10.53.png

そして通知したいチャンネルを選択したあと、「Incoming Webhookインテグレーションの追加」を押します。

スクリーンショット 2023-11-21 9.17.07.png

追加が完了するとこんな画面がでてくるのでWebhook URLを控えておきます。後ほどGASからこのURLに対してPOSTすることでSlackへのメッセージ配信を行います。

スクリーンショット 2023-11-21 9.27.32.png

Webhook URLをスクリプトプロパティに登録する

スクリプトプロパティはキーバリュー型で文字列を保存できる機能で、主にコードにベタ書きしたくないパスワードやAPIキー等の管理に使います。

まずプロジェクトの設定をクリック。

スクリーンショット 2023-11-24 20.12.37.png

スクリプトプロパティを追加を押すと追加画面が現れるので

スクリーンショット 2023-11-24 20.13.25.png

先程発行したWebhook URLをTEST_URLという名前で登録します。

スクリーンショット 2023-11-24 20.14.17.png

ここで設定した値はGASの中で以下のようにすることで呼び出すことが出来ます。

const test = PropertiesService.getScriptProperties().getProperty("TEST_URL");
Logger.log(test); // 登録したWebhook URLが出力される

GASを書いていく

function myFunction() {
  const url = PropertiesService.getScriptProperties().getProperty("TEST_URL");
  
  const payload = {
      "text": "testです",
  };
 
  const options = {
      "method" : "post",
      "contentType" : "application/json",
      "payload" : JSON.stringify(payload)
  };
 
  // HTTP リクエストでPOST送信
  UrlFetchApp.fetch(url, options);
}

これだけです。あれ?なにも説明することがないくらい簡単だ。
スクリプトプロパティに登録したURLを呼び出して、そこに対してoptionsをPOSTするだけ。これを実行すると無事にSlackにメッセージを送ることが出来ました。
スクリーンショット 2023-11-24 20.28.22.png

せっかくなんでメンションくらいつけてみましょう。Incoming Webhookでは以下のようにしてメンションをつけることが出来ます。

const here    = "<!here>"     // @hereのメンション
const channel = "<!channel>"  // @channelのメンション
const user    = "<@user_id>"  // @ユーザー名のメンション

user_idはここから取得することが出来ます。

先程送ったtextにチャンネルメンションを含めてみました。これを実行すると

  const payload = {
      "text": "<!channel> testです",
  };

スクリーンショット 2023-11-24 20.42.40.png

無事に@channelメンションがついたことが確認できます。

最後に

今回はIncoming WebhookをつかってSlackにメッセージを送信する方法についてまとめました。これまた思ったより簡単にできましたね!明日はワークフローを呼び出すかたちでSlackにメッセージを送信する方法についてまとめていきます。

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