これは何?
この記事は「24日後に立派なSalesforceエンジニアになるWEBエンジニア Advent Calendar 2022」の6日目の記事です。19日後に立派なSalesforceエンジニアになるために今日はメール周りの設定からついでにメールtoケースのあたりについて学びます。
今日実現したいこと
- 私はカスタマーサポートの担当者
- お客様とのメールのやり取りはメーリングリスト(support@)で行う
- メールの内容によっては別のメーリングリスト(info@やcs@)から送りたいこともある
- support@やinfo@に来たメールはケースに自動で登録されてほしい
- メールを書くときはセールスフォースのメールコンポーザを使いたい
設定内容
Salesforceメールコンポーザを利用できるようにする
設定箇所:右上のアイコンをクリック > 設定 > メール > 私のメール設定
ここからSlaesforceメールコンポーザを選ぶだけでOK。
このコンポーザ設定が出てこない場合は「右上歯車 > 設定 > メール > 送信」から送信設定画面を開いて「メールを送信するためのアクセス権」のところでアクセス権を「すべてのメール」にする必要がある。
これはSandboxを作ると常にデフォルトは「システムメールのみ」になっているので変更を忘れないように注意。(これ気づかなくて「Salesforceコンポーザの設定が出ない!!」とハマった・・・)
送信者の情報を設定する
また先ほどのメール設定画面内で署名や差出人の名前、メールアドレスなどを設定できる。メールアドレスについては設定した初回はSalesforceから確認のメールが飛ぶのでそれを承認する必要がある。今回の場合ここにsupport@のメアドを登録しておく。
送信者で選べるメーリスを複数登録する
今回の例で言うとcs@やinfo@からも送信できる必要があるのでそれを登録していく。
設定箇所:右上歯車 > 設定 > メール配信設定 > 組織のアドレス
ここにアドレスを登録するとSalesforceからメールが送られるので承認をしてあげればOK。
これで登録したアドレスが送信者として表示されるようになる。
メールアドレスは誰が選択できるかをプロファイル単位で選ぶことができるが、それ以外(例えばロールとか)では設定できない。プロファイル「CS担当者」にしてロールでA店舗、B店舗と作っていて店舗ごとにメールアドレス選択できるものを変えたかったけど無理でした。
メール-to-ケースの設定
設定箇所:右上歯車 > 設定 > 機能設定 > サービス > メール-to-ケース
これを登録しておくと任意のメールアドレスで受信したメールを自動的にケースとして起票することができる。またそのケースに関してお客様へメールを送って、返信を受信すると、それは新規ケースではなくて前の対応中のケースに紐づけることができる。
これで登録すると下記のように何やら長いメールアドレスが吐き出される。
このアドレス宛に受信したメールがケースとして自動で起票されることになるので、自社のメーリングリストの転送先にこのSalesforceから吐き出されたメールアドレスを登録して完了。
小ネタ
文字コードの指定
設定箇所:右上アイコン > 設定 > 私の個人情報 > 言語とタイムゾーン
からメールの文字コードの指定が行える。これはユーザごとに設定しなければならない。
デフォルトはSJISになっているので必要に応じて変更を。
添付メールを送信させない
今回できれば添付メールを送信できないようにしておきたかったのだが、Salesforceのメールコンポーザで添付メールのアイコンを非表示にすることはできなかった。その代わりにメールメッセージの入力規則を作ることで、ファイルが添付されている場合、エラーが表示され、メールメッセージの作成を防ぐ = メール送信不可とすることにした。
設定箇所:右上歯車 > 設定 > オブジェクトマネージャ > メールメッセージ > 入力規則
エラー条件にHasAttachment = True
を記入し、エラー文言を入れて保存。
ただしこの設定だとメールう送受信両方に伴うメールメッセージの作成を制御するものになるから、メール-to-ケースでの受信時にも処理が行われて相手から添付メールを送られたときにエラーになってしまう。
そのため、エラー条件式でメール-to-ケースの [自動ケース更新ユーザ] を除外する or
[自動ケース更新ユーザ] に指定されていないユーザのプロファイルのみを指定するなどの対応が必要になる。
最後に
メール周りは簡単そうなんですが意外と思ったように動作しなかったりハマったりしたので、実際行った設定ベースでまとめてみました。
明日はいよいよコード書きたいからLightning Web Componentについて学んでいきたいと思います!