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Kubernetes Meetup Tokyo #21 - Cloud Native CI/CD 参加メモ

Last updated at Posted at 2019-08-02

はじめに

Kubernetes Meetup Tokyo #21 - Cloud Native CI/CD - connpassに参加してきました。
今回のテーマはCI/CDです。

セッション

1. Argoプロジェクト最新動向

資料:https://www.slideshare.net/DaisukeTaniwaki/20190725-argo-project-latest-news
登壇者:DAISUKE TANIWAKI (@dtaniwaki), Preferred Networks, Inc.

Argoプロジェクトの概要や仕組みから最新動向まで紹介がありました。
ArgoプロジェクトとはOSSのKubernetes関連のツール群をサポートするプロジェクトです。
以下のツールがサポートされています。

  • Workflow
    • Kubernetesネイティブのワークフローエンジン
  • Events
    • Kubernetesのためのイベントベースの依存管理ツール
    • Slackにこのメッセージが来たらk8sクラスタを作るみたいなことができる
  • CD
    • GitOpsのためのKubernetesネイティブCDツール
    • コミットに合わせてデプロイやロールバックができる
    • UIでInit ContainerやSide Carの状態も確認できる
  • Rollouts
    • BlueGreenやCanaryなどのストラテジーでPodをデプロイできるOperator
    • ストラテジー以外はほぼDeploymentsと変わらない

メインで紹介されていたArgo CDはGitOpsとの相性やUIの使い勝手が良さそうだと感じました。
Preferred Networksでも導入予定のようです。

2. GitOpsでも秘匿情報をバッチリ扱う⽅法、SealedSecretとは?

資料:https://speakerdeck.com/amaya382/how-to-manage-credentials-on-gitops
登壇者:Ryuichi Ito (@amaya382), SAKURA internet Inc.

GitOpsでは、Gitリポジトリにmanifestファイルと一緒に秘匿情報(Secretリソース)も含めてしまいます。
SealedSecretsという仕組みを使うことでGitOpsでも秘匿情報を扱えるようになります。

使い方はkubesealというCLIでSecretsリソースを暗号化するとSealedSecretsというCRDが作られるので、
そのファイルをGitレポジトリにpushするだけ。
CDツールで自動的にSecretsリソースに復号化されるので、PodからはSecretsとして参照します。

GitOpsに特化しているためシンプルで扱いやすい反面、
helmやkustomizeなどのテンプレートエンジンとの相性が悪いという欠点もあります。

helm secretsやkustomize secretsといったテンプレートエンジンに特化したツールもあるので、
そちらも検討の余地がありそうです。

3. コロプラが実践しているSpinnakerを用いたデプロイ戦略

資料:https://speakerdeck.com/govargo/deploy-strategy-with-spinnaker-at-colopl
登壇者:Kenta Iso (@go_vargo), COLOPL, Inc

コロプラでのmanifest管理方法やSpinnakerでの運用方法を紹介。

Spinnakerにはhelmでインストールする方法とhalyardでインストールする方法がありますが、
コロプラではカスタマイズをするためにhalyardでインストール。
パラメータのチューニングや、Clouddriver・EchoのHA化、RedisのMaster/Slave構成を行っています。

おわりに

GitOps関連の発表が多く、課題や周辺ツール、ワークアラウンドまで非常に参考になりました。
以前はCDツールといえばSpinnakerという印象でしたが、Argo CDも試してみたいですね。

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