測定分類
直接(direct)測定・間接測定
能動(active)測定・受動(passive)測定
動的(dynamic)測定・静的(static)測定
##直接(direct)測定・間接測定
###直接(direct)測定
物差しをあてて長さを測るように、物差しの値が、直接、測定対象の値である場合。
##間接測定
建物の高さを測るのに、測定地点から建物までの距離と、測定地点の建物の仰角を測り、計算で建物の高さを求める場合。
直接測定した結果を、計算するため、測定誤差以外に、計算誤差が入る可能性がある。
##動的(dynamic)測定・静的(static)測定
##静的(static)測定
物差しをあてて長さを測るように、測定対象も測定の道具も静止した状態で測定する場合。
##動的(dynamic)測定
動いているものを、動いている状態のまま測定する。
測定系が止まっている場合と、動いている場合がある。
あるいは、相対的には止まっているものを、測定系が動いて測定する。
測定対象が動いている場合には、測定値は、刻一刻と変化する場合がある。
時間測定あるいは時刻同期が必要になる場合があり、時間測定誤差、時刻同期誤差を検討する場合がある。
##能動(active)測定・受動(passive)測定
###受動(passive)測定
測定対象に影響を与えることを行わずに測定する方法。
###能動(active)測定
測定対象に影響を与える測定方法。
測定方法に起因する誤差と、測定方法に起因しない誤差とを区別するための測定を行う場合がある。
#誤差と統計・確率
誤差を考える場合に、測定の種類によって検討すべき事項が異なる場合がある。
##間接測定の誤差
測定誤差と計算誤差がある。
##動的測定の誤差
時間誤差と測定値誤差がある。
##能動測定の誤差
測定行為に起因する誤差と測定行為に起因しない誤差がある
#参考資料(reference)
計測工学とは —それは人間の知欲から始まる—
http://www.me.saga-u.ac.jp/~tera/keisoku01.pdf
計測工学 -測定の誤差と精度2
http://www.gifu-nct.ac.jp/elcon/labo/t-kitagawa/class/keisoku/keisoku_05_20100517.pdf
計測工学の体系化について －計測工学の役割と教育･研究の課題及び提言－
「工学共通基盤研究連絡委員会計測工学専門委員会報告」
平成１２ 年７ 月１７ 日 日本学術会議 工学共通基盤研究連絡委員会 計測工学専門委員会
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/17htm/17_47.html
文書履歴(document history)
ver. 0.01 初稿 20190410 午前
ver. 0.02 日本学術会議、タグ追記 20190410 午後
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