2017年10月17日
固定電話のIP網への移行後のサービス及び移行スケジュールについて
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/10/17/20171017_01_1.pdf
ISDNの終わり方に「3択」あり、あなたはどれを選ぶ?
記事の疑問点を記録する。
「何もしない」
デメリットはISDNの月額3530円(税別、以下同じ)という高額な基本料金を払い続けねばならないことである。
NTT-east資料 p.6
基本料 市場環境が著しく変化しない限り、現在の加入電話・INSネットの基本料と同額
市場環境は著しく変化しており、この前提は成り立たないかもしれない。
料金は、それなりの変更をしないと、他社のサービスに変更される可能性がある。
NTT-east資料 p.9
提供終了時期までにISDN対応端末の更改が間に合わないお客様への当面の対応策として、切替後 のINSネット上のデータ通信(「補完策」)を提供します。
現行の「INSネット ディジタル通信モード」とは品質が異なるため、利用する機器によっては処理時間が増加する場合があります。
何もしないことへの対応は、補完策として提供するもので、処理時間が増加する可能性を示唆している。処理時間が増加してから対応するのではまずい業務では、この選択肢はない。
ひかり電話へ移行
せっかく移行の手間をかけるのであれば、同時にIPv4で使っていたデータ通信をIPv6に移行するとよい。
根拠として
キャリアVPNとの接続にPPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet)を使うIPv4からIPoE(IP over Ethernet)を使うIPv6に変更することで、Windows Updateなどによるフレッツ網の輻輳(ふくそう)の影響を軽減できるからだ(関連記事)
これは、今、IPv4が混んでいてIPv6が空いているということを言っている。逆に、IPv6設定が増えて、IPv4設定が減ったら逆の現象が怒らないかどうかを定量的に述べていない。
機器類の価格と処理時間を比較して検討するとよい。
IPv6の機器が安価だったり、処理時間が短ければ、Ipv6が増えても、混んでも対応する可能性は高い。IPv6の機器が高価だったり、処理時間が長ければ、混んでも対応には時間的な遅れが生じるかもしれない。
#非固定電話への移行
無料部分には記述がない。
選択肢としては理解できる。残念なのは、非固定電話に移行しても、電話加入権を売却したり、返金してもらう道が見当たらないことかもしれない。
#用語
PSTN: Public Switched Telephone Network
ISDN: Integrated Services Digital Network
INS: Information Network System
IP: internet protocol
ADSL: Asymmetric Digital Subscriber Line
EDI: Electronic Data Interchange
#参考資料
2024年でISDNが終わる!?その影響とは!
https://www.denet.ad.jp/technology/2018/01/2024isdn.html
ISDN(INS)とは|ISDNの歴史と終了の背景を解説|トラムシステム
https://www.tramsystem.jp/voice/voice-2065/
ISDN終了で受発注に多大な影響が!2024年問題に今から準備を
https://orenocloud.tokyo/cloudinfo/useful/2024issueISDNnowreadytoend.html
文書履歴(document history)
ver. 0.01 初稿 20200226
ver. 0.04 URL追記 20230305
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