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新人のうちにこれだけは直してほしいこと

やったと嘘をつこう

やってないのに、やったと嘘をつけるのは、人生で一度だけ。

一度もやってないことにしか嘘はつかないようにしよう。

嘘をつくのは一度だけがいい。

新人以外では、損害賠償の対象になる可能性が高い。

新人のうちに一度だけなら、嘘をついてみよう。

あなたの嘘を見抜けた人が周りにいれば、その組織は大丈夫。

一生懸命謝ろう。

あなたの嘘が、誰も見抜けなければ、その組織から離れるといいかもしれない。

「私はやってないことを、勘違いしてやったと報告してしまいました。
責任を取って退職させていただきます。ごめんなさい。」

嘘をついたことの代償は自分で払うことを前提に。

新人の1回目だけは、嘘をついた代償を見積もれない。

見積もれないことを前提に、嘘の代償を値切ってみてください。

規則はやぶろう。人が死なないのなら。 

転職後、営業を4年した。 

お客様によろこばれたことが5回ある。 

5回とも、組織の規則をやぶったときだけだった。 

規則が、お客様のためのものでないことがあることを知った。 

現場ではなく、会議室で規則が作られていることを現場の営業としてしった。 

営業は現場でつるはしで作業してはならない。 

それぞれ、専門的な教育を受けた仕事をしているなら、 
つるはしを振るう仕事は、つるはしを振るう教育を受けた人だけだというのは直感的に合っている。 

つるはしを振るう作業で、誰かがきずついたり、怪我をしたりする可能性があるとすれば、なおさら。 

営業の主任が、私の担当のお客様の現場で、営業だけどつるはしもって調べに行こうとさそてtくださった。 現場で、どちらがつるはしをふるったかはここでは書かない。水道管が破裂して、現場の業務技師の方に連絡して補修をしてもたった。 

寄り道はあった。問題は解決した。 
最初から現場の業務技師になぜ依頼しなかったか、ここには書かない。

お客様に喜んでもらえたことと、作業効率が結果として一番よかったと思っているのは現場の関係者だけかもしれない。管理部門は、膨大な無駄な書類をつくることにより、組織の責任がないような仕組みを作ろうとしていることは理解できる。そのために、どれだけ無駄な書類を作らなければいけないか、費用たい効果についての分析は誰か別の方に書いてもらったほうがいいような気がする。

暴力団に謝るな 

名古屋市東区東中学校卒業の営業の先輩から、今日、暴力団事務所に行くから、同行して欲しいと頼まれた。 

暴力団事務所に行く時は一人で行ってはいけないという規則に従って。 
名古屋で、暴力団関係者の自宅、事務所、関連飲食店などが、ひょっとしたら一番多い、名古屋市千種区今池中学校卒業生の私が誘われたのは理由があることだと思った。 

中学校の頃に、暴力団員または暴力団組長のお子さんが校内にいて、1年生の時に3年生をよびつけて、平手打ちをしていたのを、教室の窓から見たことがある。 

東中学と、今池中学は、高牟神社のお祭りで、毎年のように喧嘩沙汰があり、翌日何人かが職員室に呼び出されるという事態を目撃したような気がする。 

名古屋市熱田区宮中も、東中、今中とどっこいどっこいだという噂は聞いた気がする。 

話を元に戻そう。事務所で、何人もいる前で、代表者の方から、いきなり言われた。「土下座しろ」

規則では、暴力団に勝手に謝るなということだった。 

言われて、瞬時に二人とも土下座していた。 
暴力団関係者に何か言われたら、自分や他人が痛い目にあうのでなければなんでもするという習慣がみについていたのかもしれない。 

その時思ったことは、相手が、そんなに素早く土下座すると思っていなくて、土下座しないのを前提に何か次に言うことを用意していたようだった。数秒、沈黙が続いて、「まあいい、帰れ」ということになった気がする。 

お客様もお喜びになられ、私たちも仕事が終わってほっとした。 

許可を得ずに立ち入ってはいけない 

許可を得ずに立ち入ってはいけない場所に立ち入り、出てきたところを県警(愛知県警)の職質(職務質問)を受けた。身分証を見せた後の会話。

県警「お客様の了解を得ていますか?」
私「はい。」

嘘をついた。後日、お客様から電話をいただいた。 
お客様「どうしていただいてますか。」
私「勝手に入らせていただいています。」

ここは正直に即答した。考えたり、言葉を選んではいけないことは、暴力団事務所で学んだ。 
自分の経験と思ったことを、そのまま言葉、行動で表現した方がいいということを。 

お客様「今後もよろしくお願いします。」

自分の成績をあげることや、何か正しいことをするというのではなく、何がお客様のためになるかを熟慮したり、手間をかけて分析したりするのではなく、現場の直感で行動してみる。人を傷つけたりするのでなけば。 

結果論であるが、よいお客様に出会えたことが、その後もさまざまな規則をやぶったときだけ、お客様に喜んでもらえたことしかない人生を歩んできたのかもしれない。 

上司に変わりました。 

営業の内勤になってから、窓口でのお客様の応対と、電話でのお客様の応対は仕事の半分くらいを占めていた。4人いる窓口で、私が一番若かった。たぶん、窓口のお客様対応の仕事の半分は一人でやっていたかもしれない。残りの半分を3人でこなされている感じだと書いたら、口が汚いと言われるかもしれない。  

組織の一番上の方が、近寄ってきて「電話で上司を出せ」と言われたので代わってもらえないかと、一番若い私に声がかかった。 

私「上司に変わりました。」 所長より上の人間の役職名はそこにはない。役職名は名乗れない。嘘の役職名は、すぐばれる。すぐばれる嘘は、時間稼ぎの時だけだということは現場の経験則。

内勤なのにお客様宅に説明に行く。

 
電話で、お客様が、すごく怒られていた。
電話では、事情がよくわからず、「今からお伺いしてもいいですか?」とお聞きした。 

内勤者が、お客様宅にお伺いするのは、規則違反だ。 
その前の外勤時代の良い習慣が、身についてしまっていたのかもしれない。

お客様が、こちらが理解できない話をされている時には、何か、お客様にとっては前提のことについてお話しをいただけていないことがほとんどだった。お伺いすると、何をお話しいただけなかったかが、すぐにわかることばかりだった。

お客様宅に着いた。

お客様「本当にすぐにきてくれるとは思ってなかった」
私「わからないことを確かめずにお答えするわけにはいかない」と、外勤時代の良い習慣についてすこしだけ触れた。
お客様から事情をお聞きし、いろいろな仕組みをご説明して、解決策の候補をあげて、選んでいただいた。現場を見ないと、複数の解決策は思いつかなかったと思う。

 

まとめに代えて

上司、同僚から、お客様のためになることをするのに、 規則を破るかどうかよりも、みんなが無駄なことをしなくても済むようにすることが大切だという経験を積んだのかもしれない。 

人事係に転勤になり、公序良俗に反する法律は無効だということを教わった。
新人教育で教えてもらっていれば、どきどき、はらはらする人生を送らなくてもよかったかもしれない。 

<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>

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ver. 0.01 初稿  20220401
ver. 0.02 ありがとう追記 20230506

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