インフラエンジニアが教える情シスが知っているとよいコンセントの課題かもしれないこと。
電源コンセントは、「本体の電源を入れる前に挿して、本体の電源を切ってから抜けばお終い。」と思っていませんか。
電源コンセントには、ありとあらゆふ魔物が住んでいるかもしれません。
@KEINOS Wi-Fi が不安定なときの確認事項(自宅・オフィス編)
に詳しく書かれています。すばらしい資料をありがとうございます。引用させてください。
交流コンセントに極性があり、交流プラグにも極性に対応した形状、大きさの違いがある場合があることを確認するとよいでしょう。
機器によっては、どちら向きに挿しても、同じように動作する回路になっているかもしれません。場合によっては、保護の範囲、ノイズの乗り方が違うかもしれません。
以下、引用させてください。
機器側の極性(プラグ、凸)- ケーブルに白い線や文字が印字されている方がアースです。- 2本飛び出ているプラグのうち「C」「N」「G」「W」の文字が「○」や「△」で根元に書かれている方がアースです。(Cold, Neutral, Ground, White)- 2本飛び出ているプラグのうち「△」でアンテナのようなマークが書かれている方がアースです。- 2本飛び出ているプラグのうち、片方の先端がキノコ型に大きくなっている方がアースです。- 2本飛び出ているプラグのうち、アース線が飛び出ている方がアースです。- 3本飛び出ているプラグのうち、1本だけハブにされているのがアースです。AC アダプタから直接電源プラグが飛び出ているタイプは判断が難しく、私自身、簡単に見極められる方法を見い出せていません。プラグが直接出ているのでケーブルの白線などのようには判断できず、大抵は2本のプラグの形状も同じで、根元のマークもないからです。テスターを使うにしても注意書きに「+」(プラス)や「ー」(マイナス)が書かれた極性記号の「◇」(菱形)「○」(丸型)の違いでも異なるため、AC アダプタの場合は挿す向きを逆にしてどうかというモヤモヤした判断になります。一般的に、コンセント・ジャック(差し口)を正面からみて左側が差し込み孔が大きいアース側であることが多いため、アダプタのラベルの向きで左側のプラグがアースだと思うのですが、確証はありません。(簡単な判断方法をご存知の方がいらしたら是非情報求む!)
簡単な判断方法は、存じ上げていません。仕様のばらつきと、製品のばらつきがあるかもしれません。
電源コンセントではありませんが、ハードディスクで、SCSIと書いてあったので、SCSIケーブルつないだら、煙をあげたことがあります。SCSIのハードディスクとケースを共有していて、SCSI製品じゃないのに、SCSIと書いた箱に入れて出荷されていた会社があったようです。
幸い、煙が出てすぐに電源を切り、接続ケーブルを抜いて、違うケーブルで動きました。
電子基板の解析をするのに、高価な測定機器を接続したら、電子基板のICから炎があがったことがあります。誰かが、電子基板のはんだづけをするときに、極性を間違えたらしいです。幸い、該当するICを外して、新しいICにして、極性を直したら動作しました。
高価な測定機器をつなぐ前に、安価なテスタで導通試験をすれば確認できたようです。
回路の機能を知らないために測定しようとしたのですが、回路の機能を知らずに高価な測定機器をつないじゃいけないという教訓になりました。少なくとも、安価なテスタをつないで、どことどこは直流的に導通しているか、どことどこは直流的には断絶しているか、どことどこはどういう交流だと導通する可能性があるかは予想をつけないと、、、。回路図をみるのと同時に。回路図と実物を照らし合わせるだけでは、裏表の導通とか確認できないかもしれず、導通試験は必須なのなのなの。
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
日本産業規格JIS C8282-1:2010家庭用及びこれに類する用途のプラグ及びコンセント−第 1 部:一般要求事項
極性
交流電源に極性の違いがあることを普段は意識されていないかもしれません。
何か異常があったら意識してください。
大きさの違い
極性が違うことを示すために、プラグの大きさが違うものがあります。
大きさの違いによる抜けなくなる現象
コンセントが抜けなくなるのは、ひねって止める型だからだけではありません。
テーブルタップの大きさにばらつきがあると、ひねれなくなることがあります。
場合によっては、テーブルタップをこわす場合があります。
電源を切って、マイナスドライバなどでてこの原理で回すことがあるかもしれません。
電源を傷つけないように、金属同士が接触するような方法はお勧めしません。
木ベラを使い、折れてしまい、木の破片がテーブルタップ内に残ったのを目撃したことがあるような気がする。
金属部分をビニールテープして、こじり、ビニールテープの破片がテーブルタップ内に残ったのを目撃したかどうかは記憶が定かではない。
製品の仕様と製造のばらつきにより、どんなことがあっても慌てないのが大事。
お客様の大事な機器の場合は、おあずかりして、冷蔵庫に入れて冷やしてみたり、日向において温めてみたり、どちらが抜きやすいか試したことがあるような気もします。最後は振動させてゆるむのを待って思い切って抜いたかもしれません(内緒)。
豆知識
過去には、電源機器で、性別を表す呼び方をしていた機器があるかもしれません。
電源系の工業標準では性別を表す用語を規定していません。
インフラエンジニアは、工業標準における技術用語を使い、街中で小耳にする用語は使わないことをお勧めします。