拒絶
工学論文、プログラムなどで新規性がないことを理由に査読などで拒絶(reject)されることがある。
いくつかの経験に基づくと、これらの拒絶(reject)した人の行動は次のように分類できるかもしれない。
1
工学、プログラムの対象を知らない。制約条件が、他の論文・プログラムと違うことをよく知らないため、新規性があることに気がつかないため拒絶する。
2
工学、プログラムであるのに、理学・数学のように、新しい原理の仮説を立てないといけないと思っている。
背景
大学院の理工学研究科では、申請者が理学博士、工学博士の選択の希望を出せる場合がある。
審査基準は同じであるため、指導教官などが自分の専門分野と同じ方を勧めるか、
あるいは内容が指導教官の専門分野より、理学寄りであるか、工学寄りであるかで、理学、工学の選択を指導する場合があるかもしれない。
考察
工学であれば、特定の理論を、これまで適用しなかった領域を対象にして、その領域固有の制約条件を示し、結果を示していれば、どの制約条件が有効あるいは無効であったかまでを示さなくても、新規性を認めてよいと考えている。(個人的な感想です)
プログラムの枠組み(frame work)などでも、例えば、金融業、流通業で適用してきて、始めて製造業に適用すれば、新規性を認めてもよいと思う。3つの間の制約条件をできるだけ列挙することを最低条件として。製造業の中での制約条件のばらつきなどを示しているともっとよい。
金融業では、現金の輸送など以外は、物理的な移動を生じない。そこで、情報の移動は光速が上限であるため、制約条件の一つに光速がある。
流通業では、輸送する対象の大きさと重さにより、移動の速度の制約条件がさまざまである。
特に、任意の1地点から、ほかの任意の1地点への物流では、道路(高速を含む)、鉄道、飛行場、港などとの距離、位置などにより、最短輸送時間が異なる。
製造業では、製造する物と、原材料の大きさ、重さ、形状(気体、液体、固体)などにより、輸送までは流通業と同じであるが、工場内の製造過程は、さらに利用可能な機械類、設備類などにより製造工程の制約条件が異なる。
あるいは、類似のプロセス産業においても、石油と鉄では有機物と無機物であるため、反応の種類や変化の可能性が異なるかもしれない。
同じ輸送機械産業でも、自転車と航空機では、人の大きさのものと、その2桁大きいものとでは、扱う危険性ははなはだ異なる。
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