この記事の内容を一言で
commitのメッセージやPull Requestの内容がひと目で内容がわかるように、メッセージ冒頭に(GitHubが用意した)慣例的なキーワードをつけてください。
はじめに
Githubをより便利に使えるツールを調べていたら、semantic-pull-requestsという機能を見つけた。
見てみるとなかなか便利だったため、どのようなものかを解説。
semantic-pull-requestって何?
まず、これがどういう機能かについて。
簡単に言えば、commitのメッセージとPull Requestにおけるタイトルのつけ方をチェックしてくれるもの。
semantic-pull-requestsのページのスクリーンショットを使いながら、具体的にどんな感じか解説。
semantic-pull-requestの機能
付け直したほうが良いメッセージ、タイトル ▶ 黄色
赤丸で囲ったPull Request
のタイトルに注目とSemantic Pull Request
に注目。
「じゃあ、どういう風にメッセージやタイトルをつければ良いのさ」
その答えが次。
効果的なメッセージ、タイトル ▶ 緑色
**「いや、`feat:`付けただけやん」**そう。
それがSemantic Pull Request
。
ひと目で内容がわかるように、冒頭にキーワードをつけてください。
ってだけ。
タイトルだけじゃなくて、どういう作業をしたかがわかる単語があれば、検索のときにも便利。
Serch欄にfeat:
だけ打てば、開発に関係するPullRequestだけが表示されるからね。
使い方
上でも説明したように、commitのメッセージやPull Requestのタイトルに、作業内容を意味するキーワード:
をつければいいだけ。
どんなキーワードがあるの?
以下はGithubにあったキーワードの一覧に日本語解説を加えたもの。
{
"types": {
"feat": {
"description": "A new feature",
"title": "Features"
"日本語":"開発"
},
"fix": {
"description": "A bug fix",
"title": "Bug Fixes"
"日本語":"修正"
},
"docs": {
"description": "Documentation only changes",
"title": "Documentation"
"日本語":"文書の変更"
},
"style": {
"description": "Changes that do not affect the meaning of the code (white-space, formatting, missing semi-colons, etc)",
"title": "Styles"
"日本語": "Styleの修正"
},
"refactor": {
"description": "A code change that neither fixes a bug nor adds a feature",
"title": "Code Refactoring"
"日本語": "エラーが起きない範囲でより良いコードに変更"
},
"perf": {
"description": "A code change that improves performance",
"title": "Performance Improvements"
"日本語": "パフォーマンスの改善"
},
"test": {
"description": "Adding missing tests or correcting existing tests",
"title": "Tests"
"日本語": "テストの改善"
},
"build": {
"description": "Changes that affect the build system or external dependencies (example scopes: gulp, broccoli, npm)",
"title": "Builds"
"日本語": "npmといった外部に依存しているシステムの変更"
},
"ci": {
"description": "Changes to our CI configuration files and scripts (example scopes: Travis, Circle, BrowserStack, SauceLabs)",
"title": "Continuous Integrations"
"日本語": "npmといった外部に依存しているシステムの変更"
},
"chore": {
"description": "Other changes that don't modify src or test files",
"title": "Chores"
"日本語": "srcやテストに関連するファイルなど製品に関与しないモノの変更"
},
"revert": {
"description": "Reverts a previous commit",
"title": "Reverts"
"日本語": "前の状態に戻す"
}
}
}
インストール
インストールはこちらから ▶ Semantic Pull Requests
おわりに
Githubだけでもメチャクチャ便利だが、自分がいま使用している以上に機能がある。
今後も調べてみよう。