AzureAD,Microsoft365で色々試してみたいけど、試用版だと1ヶ月で
ライセンスが切れてしまう、でもお金をかけるのは厳しい、という方も
いらっしゃるのではないのでしょうか。そんな方におすすめなのが
Microsoft 365 developer Programです。
このProgramにより、アプリケーション(AAD/M365も含みます)を
設計、開発、およびテストするためならば、申し込むことで90日間AzureADの機能等が無料で試せます。
そして開発活動を続けると、90日間を過ぎても再度90日間延長されます!何度でも!
(ただし本番運用にこのProgramを使うのはだめです。契約条件にそう書かれています。)
さて、申し込みですが以下のURLより申し込めます。
参加手順は以下。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/office/developer-program/microsoft-365-developer-program
プログラムに参加し Microsoft 365 開発者サブスクリプション を設定する際に
迷うのはサンドボックスの選択ではないでしょうか。
よくわからない、とにかく試してみたい、
ならばインスタントサンドボックスで問題ありません。
さまざまアカウント等が自動でセットアップされます。
逆に明確な目的があり、自分の考えている通りにセットアップしたいならば、
構成可能なサンドボックスです。
自動アカウントセットアップ等(プロビジョニング)は一切行われず、
全て自分で設定することができる(言い換えれば設定する必要がある)状態になります。
さて、これでまずは90日間有効なAzureAD, Microsoft365, PowerPlatformの
環境ができました。
ここで何ができるかと言いますと、ライセンスで言えばM365E5相当、
つまり
- AzureADPremiumP2
- PowerPlatform
- Teams/SharePointOnline
- Microsoft365 Defender
等々が可能です。
逆にこのプログラムでできないことは
- Azure IaaS関連
別途以下利用で一部可能ではあります。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/ - log analytics/Sentinel
ストレージアカウントがないので無理です。
などになります。
次に開発プログラムの延長方法ですが、公式なものは非公開です…
しかしこれまで有志の方の挑戦により、これで延長できる!というのが
ある程度推測されています。今回こちらもご紹介します。
私が参考にしたのは以下のyoutubeです。(英語です)
https://www.youtube.com/watch?v=Pu1M5qWjk80
具体的にはみていただきたいのですが、
これをみた上で私が実施しそして90日延長に成功した開発活動は以下です。
- SharePointOnlineサイトをLookBookテンプレートから作成
- PowerAutomateのフローをテンプレートから作成、実施
- PowerAppのアプリをテンプレートから作成、実施。
さらに自分で簡単なアプリは作ってみました。 - PowerBIでテンプレートからレポート作成。
私はCoronaレポートをテンプレートから作成し、参照しました。 - PowerVirtualAgentsでBOTをTeamsに構成。
これはYouTubeにありませんが、PowerPlatformをコンプリートするためにやりました。
90日延長に成功しますと
Congratulations:Your Microsoft 365 trial developer subscription has been renewed
というメールが届きますので、
本メールが届いた方はおめでとうございます、90日延長成功です。
それでは良いM365開発者ライフを!