8
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Microsoft Power AutomateAdvent Calendar 2022

Day 23

M365ライセンスの有効化を Forms + PowerAutomate でセルフサービス化してみた

Last updated at Posted at 2022-12-21

はじめに

M365環境導入後、ライセンスの設定はどうされていますか?
以下のように全部オンでしょうか。
1.png
もしくは必要なものだけでしょうか。
(以下の例はAADのみオンにしてみたもの)
2.png
全部オンにしてしまうとライセンスにバンドルされているアプリはすべて利用できますが、
ガバナンスを効かせにくくなります。
とはいえ、ガチガチにしばればせっかくの便利なアプリたちを利用できません。
(以下の画像はAADのみオンにした場合のM365ホーム。
Offce製品もなく PowerApps 等もなく検索バーもありません…)
3.png

しかし、全appsにたいしてガバナンスをきっちり作成するのは大変です。
では次善策として、申請フォームを公開して、希望者には有効化する方法ではどうでしょうか。
ということで作ってみます。

Forms + PowerAutomate で申請フォーム作成

今回は Forms + PowerAutomate で申請フォームを作成し、セルフサービス化してみます。
ライセンスはグループにもふることができます。
まずはグループを作成し、そのグループにライセンスを設定することで、
そのグループ内のユーザーにライセンスが有効化されるようにしてみます。

グループ作成

M365グループを作成し、例として PowerApps を有効にし、
ここに試しにユーザーをいれてみますと、そのユーザーは
PowerAppsを使えるようになります。
(PowerAppsGroupというのが作成しておいたM365グループです。)
4.png
そうするとライセンスが継承されるようになります。
5.png
以下のようにPowerAppsが見えるようになりました。
※Formsは次の作業のために直接ライセンスオンにしているため見えています。
6.png

フォーム作成

では次にフォームを作りましょう。
フォームは Forms から簡単に作れます。
7.png

PowerAutomate作成

ここまで作成できたら、最後は PowerAutomateです。
フローは以下のように作成しました。
それぞれの処理を説明していきます。
8.png

①まず「新しい応答が送信されるとき」に先ほど作成したフォームを指定します。
②次に「応答の詳細を取得する」にて 応答ID を取得します。
③次に「ユーザープロフィールの取得(V2)」にて、UPN は Forms から取得した Responders' Email を指定します。
④次に「開始して承認を待機」で 承認申請を飛ばすユーザー を指定します。
⑤最後に「ユーザーをグループに追加」で "グループ作成" で作成したグループを指定します。
 この時、AzureADの設定によってはPowerAutomateの実行アカウントが先ほどのグループの所有者であるか、
 もしくはユーザー管理者等である必要がある可能性があります。ご注意ください。

動作チェック

それでは動作チェックを行います。
PowerAppsGroupには最初誰もメンバーがいない状況です。
nomember.png
そこで、作成したフォームより申請してみます。
9.png
10.png
そうすると管理者に申請が飛ぶので承認します。
11.png
承認することでフローが成功しました。
12.png
そうすると、無事PowerAppsGroupにメンバーとして追加されました。
13.png
これで PowerApps を利用できるようになります!

まとめ

以上の様な簡単な流れで Forms + PowerAutomate による申請フォームを作成できました。
メールで受け付けて個別に対応、よりはだいぶ作業を効率化できるかと思います。
それではまた! Happy PowerPlatform Life!

8
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?