この記事は、Craft Eggアドベントカレンダー2022、7日目の記事です。
6日目は@ce_gassyさんの『ゲームクライアントエンジニアとして働いて感じた、大学院に進学したメリットとデメリット』でした。
はじめに
株式会社Craft EggでUnityクライアントエンジニアをしている山元です。
本記事ではUnityおよびその周辺ツールでの開発を快適にする(効率を上げる)各種設定についてご紹介します。
使用環境
Mac Catalina
Unity 2020.3.31f
Unity編
AutoRefresh をオフにする
Unity>Preferences>General から Auto Refresh をオフにすることができます。
更新を反映したいときは⌘ + Rでリフレッシュを行う必要があります。
※ これがオンになっていると、アセットが変更されたときに、アセットの自動更新を行います。スクリプトの変更を加えるたびコンパイルが実行され、その都度作業が中断されてしまいます。
Compress Assets on Import をオフにする
Unity>Preferences>General から Compress Assets on Import をオフにすることができます。オフにすることで、インポート時にアセットを自動的に圧縮することがなくなるため、インポート時間を短縮できます。
※ただしオフにするとインスペクタでテクスチャの圧縮後のファイルサイズを確認できなくなります。
Disable Editor Analytics (Pro Only) をオンにする
Unity Pro を使用している方は Unity>Preferences>General から Disable Editor Analytics (Pro Only) をオンにすることができます。
これをオンにするとEditorが自動で匿名データをUnityに送信しないようになるため動作が少し軽くなる可能性があります。
Script Changes While Playing を Recompile After Finished Playing にする
Unity>Preferences>General から Script Changes While Playing を変更することができます。
Editor が実行されている間にスクリプトを変更された際の動作を選択することができ、デフォルトの Recompile And Continue Playing はシーンを実行中でも再コンパイルします。ゲームがシリアライズ可能でないデータに依存している場合は想定しない挙動になるため、変更を推奨します。
Recompile After Finished Playing にしておくとシーンを停止するまで再コンパイルを行わないようになります。
Prefab Mode の Auto Saveをオフにする
PrefabMode で開いている時に Scene ビュー>Auto Save からオフにすることができます。
自動で Prefab が保存されなくなるので手動で保存する必要があります。
※ これがオンになっていると、Hierarchy で Prefab の変更を行うたびに保存を行うのでEditor動作が重たいです。
大量のオブジェクトが表示されている時 Scene ビューの Gizmos をオフにする
Scene ビュー右上の Gizmos をオフにすると Scene ビューを開いている時の Editor 動作が少し軽くなります。
sparse checkout を使用して開発する際に必要のないリソースを pull しないようにする
プロジェクトに無くても動作する大量の素材(assetbundleなど)が入っているなどして起動、インポートに時間がかかっている場合はsparse checkoutを使用してリソースの入っていない状態のプロジェクトを用意して作業すると開発が捗ります。
自分に合ったEditor拡張を導入、開発して開発効率を上げる
自分がよく行う操作、めんどくさいなと思った操作はEditorを拡張して自動化することにより普段の開発速度を上げる事ができます。
最後に
今回は少しでも Editor を軽くして開発効率を上げるために自分が行なっている設定を紹介しました。使えそうな設定があったら是非取り入れてみてください。
ここまで読んでいただききありがとうございました!