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Laravel公式の開発環境 Laravel Sailがリリース開始

Last updated at Posted at 2020-12-09

概要

この記事はLaravelの公式でDockerを用いた開発環境であるSailが提供されたのでその簡単な導入方法についてざっくり説明したものです。

公式のマニュアルでは既にSailを使用した新しいプロジェクトの作成方法について詳しく記載されていますのでそちらを参照していただければ問題なく使用できるかと思います。

インストールが必要なもの

Sailを使用したDocker開発環境を構築する際にはまずDockerデスクトップのインストールが必要です。リンク先よりご自身の環境に合わせてダウンロードを行ってください。

スクリーンショット 2020-12-09 22.27.52.png

あとは表示される手順に従ってセットアップすることで終了します。

Docker Desktopのセットアップが正常に完了すると、起動を行います。
起動されているかどうかはmacOSの場合以下のようにDocker Desktop is runningと表示されていれば完了しています。

スクリーンショット 2020-12-09 22.32.08.png

新規プロジェクト作成

今回はmacOSの環境でのみ解説していきます。公式のドキュメントには他の環境に対応した説明がありますのでそちらを参照してください。概ね流れは同じになります。

それではプロジェクトを作成していきます。従来のcomposerを使用したインストールの方法とは違いますので、同一視しないように注意してください。


今回は、デスクトップにexample-appディレクトリを作成し、その中にexample-appというプロジェクトディレクトリを作成していきます。

最終的な構成は以下の様になります。(ディレクトリツリーは割愛)

スクリーンショット 2020-12-09 22.41.15.png

Laravelアプリケーションの作成

Laravelアプリケーションの作成を行う際には、curl -s https://laravel.build/<プロジェクト名> | bashとなります。今回のプロジェクト名はexample-appですので以下のコマンドを実行します。

$ curl -s https://laravel.build/example-app | bash

LaravelSailを起動

Laravelアプリケーションのディレクトリは、コマンドを実行したディレクトリ内に作成されます。作成されたプロジェクトディレクトリexample-appに移動するため

$ cd example-app

を実行します。

Laravel SailからDockerを起動するため以下のコマンドを実行することでSailのアプリケーションコンテナがマシン上に構築されます。
最初にこのコマンドを実行すると処理が終わるまでに数分かかる際がありますが気長に待ってください。その後実行する際は初回と比べて高速に実行されます。

$ ./vendor/bin/sail up

このコマンドが成功すると、http://localhostでアクセスすることができます。

もしこのSail upコマンドの入力が手間だと感じた場合は以下のコマンドよりsail upで全ての入力の手間を省くことができます。

$ alias sail='bash vendor/bin/sail'
$ sail up

以上で完了となります。

今までの開発方法は?

今までの開発方法はLaravelから提供されたものはなく、各自がDockerを構築したりビルトインウェブサーバーを使用しているユーザがいましたがこれでより環境構築が手軽になりましたね。

Laravel Sailでは標準でmysql,redis,mailhogが提供されています。Laravelの初めてのアプリケーションでは十分だと思います。Dockerでは適時必要に応じてカスタマイズできるので是非行ってみてください。

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