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DevRel/Japan CONFERENCE 2023に参加してきた!

Last updated at Posted at 2023-03-12

はじめに

こんにちは!かほです♪🐥

現在、本業では開発業務や技術広報業務などに従事しています。
また完全にプライベートでTECH WOMAN KANSAIという関西の女性エンジニア限定のコミュニティをゼロから立ち上げ運営していたり、フロントエンド開発やサーバーレスアプリ開発寄り(Supabaseなど)の記事、コミュニティ運営についての記事を書いています。
今回はDevRel/Japan CONFERENCE 2023というDevRelについてのカンファレンスに参加した際の感想レポートを書きます。

こんな人に読んでもらいたい

  • DevRel/Japan CONFERENCE 2023に参加した人
  • DevRel・技術広報・コミュニティ運営関係者
  • DevRel・技術広報・コミュニティ運営に興味がある人
  • エンジニアの方
  • IT系コミュニティについて知りたい方

DevRel/Japan CONFERENCEってどんなカンファレンス?

DevRelという言葉だけを聞くと、「???」となる人が多いと思うので簡単に説明します。

DevRelDeveloper Relationsの略称でPublic Relations(PR) の開発者版です。
「自社や自社製品と外部の開発者との良好な関係性」を形成するためのマーケティング手法です。
活動の例を挙げると、ブログ記事の執筆、コミュニティ活動、ハッカソンへの協賛、開発者カンファレンス・勉強会の開催、ソーシャルメディアでの発信、ドキュメントの整備などがあります。
またエンジニア自身の発信もDevRelです。

このDevRelと呼ばれる役割についてのカンファレンスは、DevRel Meetup in Tokyoというコミュニティが開催しています。
毎年開催されているため、興味のある方はぜひチェックしてみてください♪

参加に至った経緯

では今回、私がなぜこのカンファレンスに参加したかという理由について簡単に説明します。

本業で技術広報を行うことになったのですが、まだメンバーが私だけの状態です。
そのため自身で主体的にこのポジションを推進していく必要があります。
元々DevRelに興味があり、プライベートでコミュニティ運営も行なっていたため、DevRelエンジニアフレンドリーになるための3Cという本を読んで研究したり、DevRelの方からお話を聞いたりしていました。

実際に技術広報という職種の方はまだ日本で少なく、技術広報仲間を作ったり、実際お話を聞く機会がなかなか無い状況でした。
そこで、DevRel専門のカンファレンスがあることを聞いて「これはチャンス!」と思い、参加を決めました。

カンファレンスの内容をご紹介

カンファレンスでは様々なセッションがありましたが、1日目と2日目に聞いたセッションの中で特に印象に残った内容についてまとめます。

1日目:ビジネスデー

マーケティングやマネジメント層におけるDevRelのあり方、チーム体制などについて学びたい人向けのセッションが行われました。

DevRelで理解・共感・行動の連鎖を起こすために必要なこと

こちらは基調講演で小島英揮さんが発表されていた内容です。
マーケティングと聞くと「サービスを認知してもらうこと」と思う人が多いと思うのですが、認知はマーケティングの一部ということを知りました。
大事なのは、対象の方々が行動を起こしたくなる情報や伝え方を行うことであり、What is your service? ではなくHow is your service useful? という考え方を持つ必要があることを知りました。

コミュニティに言い換えると、OWWH(O:目的、W:誰に、W:何を、H:どうやって) を常に意識して運営していくといいということでした。
コミュニティ運営を行う上で、とても参考になるセッションでした!

企業DevRelチームの話

各企業さんでDevRel部隊を立ち上げ、実際推進してみた結果についてのセッションを聞きました。
様々なDevRel・技術広報さん達の取り組みでは、技術記事の執筆、自社主催の技術イベント開催、カンファレンスのスポンサーといった活動が多かったです(Youtubeを行なっている企業さんもありました)。

活動のKPIについては、技術記事の執筆数やイベントの開催数など定量的なものが多かったです。
まずは目にみえる目標設定から行うことが大事なのかなと思いました(とはいっても、永遠の課題)。

テックブログについて

こちらの内容は主に中津川篤司さんのセッションが印象に残りました。
テックブログを行うにも、会社でアウトプットする文化を作る必要があるそうです。
例えばちょっとしたメモをnotionに軽くアウトプットするだとか、アウトプットした際に社内みんなで盛り上がるとかそういうカルチャーを作り上げるところから始めなくてはいけないということでした。

また、テックブログ運用についても下記を気をつけると良いということでした。

  • 記事数は月毎に決める
  • 技術記事を書いてもらったら放任しない
  • 技術記事のプラットフォームは1個に絞る
  • インセンティブをつける、また強めにしすぎない 

今後のテックブログ運用について、とても参考になるセッションでした!
ありがとうございます。

2日目:デベロッパーデー

エバンジェリストとしての経験、コミュニティ、APIなどについて学びたい方向けのセッションが行われます。

オフライン、オンライン、ハイブリットコミュニティ運営について

こちらの内容は主におだしょーさんのセッションが印象に残りました。
ちょうどプライベートで運営しているコミュニティでも、最近までオフラインが中心的な活動でしたが、オンラインでの活動も活発化することになったので、喉から手が出るほど聞きたいテーマでした(笑)

私自身もコミュニティ活動を経験している中で、オフラインとオンラインでは熱量の伝播だと前者の方が圧倒的に大きいです。
なので、オフラインイベントの良さをもっとたくさんの人に知って欲しいと思っています。
だけど、物理的に行く準備が大変だったり、オフラインの良さがわからないという方々が多いのも実情です。

それぞれのコミュニティに合った方法で適切な運用手法を取り入れる必要があるなと感じました。

DevRelの裏側について

経営統合や買収等の変更で起きた、DevRel活動での変化について聞きました。
例えば経営統合をしてしまった場合に、会社の名前が変わってしまい認知が取れなくなった会社もあれば、大手企業に買収されたことにより他企業と技術イベントを開催しやすくなったりした企業もあったようです。

会社自体の大きな変化によって、製品や会社、組織に対するイメージが大きく変わり、それに伴い技術ブランディングの方法も工夫する必要があるということを知りました。

その他カンファレンスの感想について

  • 発表が上手い人が多い
    • 元々、人前で発表する機会が多い職種だからか、どの方も発表に聞き応えがあって面白かったです。内容の起承転結はもちろんのこと、会場の皆さんとのインタラクティブなやりとりも取り入れてる発表が多かったので、とても聞き応えがありました。
  • アウトプットが多すぎる
    • いい意味で言いました(笑)。カンファレンスの時にパソコンを開いてる方の画面をチラッと見ると、だいたいTwitterです。みなさんセッション中もそうでない時間も、感想をツイートし続けている方が多くてびっくりしました!!!
  • 参加者の方々のコミュ力が高い
    • 私は京都から1人で来たこともあって、リアルな知り合いが1人もいませんでした(苦笑)。ですが、Twitterで相互フォローしているのがきっかけで話しかけた方でも、みなさん楽しく会話してくださいましたし、初めて知り合った方も皆さんとても話しやすかったです。DevRel関係者の方はとても話しかけやすいと感じました。

カンファレンスの風景をちょこっとお届け

最後に写真と共にカンファレンスの風景をお届けします。

グッズが豊富!各企業さんのステッカーがたくさんありました!

各企業さんのブースがありました。こちらはFindyさんのブースです。
この画像は各企業さんで使用しているツールについて質問に答えるコーナーで、質問に答えたらおみくじを引かせてもらいました。
結果は3等でした。

最後に

これで感想レポートはおしまいです!

今回は、DevRel/Japan CONFERENCE 2023に参加してきた内容について説明しました。
今後は主にwebアプリ開発、コミュニティ運営、Tech PR(技術広報)の記事を中心に書いていく予定ですので、気になる方はぜひフォローをよろしくお願いします♪ではでは〜🐥

Twitterアカウント:https://twitter.com/kaho_eng

参考資料

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