株式会社scoutyってどんな会社?
株式会社scoutyは、「日本初のAIヘッドハンティングサービス」です。
結構な数の企業様に導入されています。
2019年3月いっぱいで退職しました。
私が退職を決めたのは、株式会社scoutyに不満があるからではありません。
大学でコンピューターサイエンスをしっかりと学びたい気持ちが強くなった為です。
入社前の私の状態
私は株式会社マーケットプレイスでエンジニアとして働いていました。
いくつかのブラウザゲームと自社プラットフォームを提供している会社です。
ブラウザゲームのタイトル数は40以上あり、一つのタイトルの月間トラフィックは億を超えており、エンジニアは3人でした。
そこでやった主な事は、IEとレスポンシブ対応が必要な新規タイトルのメインゲーム部分の開発です。PhaserというCanvas要素上で動作するゲームエンジンとVue.jsのハイブリッドで開発し、無事リリースしました。
また、副業や、誘われて他の飲食系のスタートアップの立ち上げのお手伝いもしていました。
その飲食系のスタートアップの立ち上げでは報酬がきちんと支払われる事は私の友人含め、一切ありませんでした。
早いうちにスタートアップあるあるを経験できたのはとても良かったと思います。
会社との出会い
会社との出会いは、私がTechCrunch Tokyo 2017を観戦しに行った時の事でした。
株式会社scoutyの代表がスピーチをしており、そのスピーチは私をとてもワクワクさせるものでした。
これは是非とも代表方と一度お会いしてみたいと思い、連絡しました。
実際会ってみた感想
実際にお会いしてみた所、今までに出会ったことがない程のロジカルで、凄く優秀な方々でした。
入社経緯
ライブコーティングでテストされました。
当時にしては許容範囲のコードを書けたと思います。
その後、メンバーの方々とランチし、そのランチ後に代表から突然内定書を頂きました。
履歴書・職務経歴書、現職の給与等を一切聞かずに私のスキルと人となりを見てのお誘いでしたのでとても嬉しかったです。
そして、入社したのは2018年の2月です。
チームへの参加
株式会社scoutyでは、主にpythonの3系を使って開発しています。
対して私はPHPerでした。
チームへの合流をスムーズにしたかったので、トレーニングの一環として、入社するまでの間にpythonで仮想通貨の自動取引システムを作りました。自動取引システムは速度と精度が凄く重要な為、コルーチンとメモ化を駆使し、各種モニタリングサービスの連携もさせました。
pythonでのプログラミングには少し詳しくなれました。
実際の開発
しかし、Djangoのプラクティスやドメインロジックゴリゴリのソース、未経験の新しいアーキテクチャ(戦術的DDD)、複雑で強大なDBと戦う知識は当時の私にはありませんでした。
これらを素早く習得しなければ行けません。
これを乗り越えるのに約3ヶ月ぐらいかかりました。
株式会社scoutyでやった事
研修
なによりも最初に行った入社研修では自社サービスをユーザーとして体験する事でした。
私はLaravel使いで腕の良さそうな方をターゲットにスカウトをしました。始めてのスカウトでいきなり返事が来て喜んでるのもつかの間、トントン拍子でその方を採用できました。
これは驚きました。
開発
株式会社scoutyではスクラム開発をしているため、基本的にサービス全般触れていますが、私が主にした事は、Vue.jsを導入し、SPAでサービスの正式版の開発を一緒にしたことです。
チームでの私の立ち位置
メンバーは全員が凄く優秀な方々でしたが、当時はモダンなフロントエンドに凄く詳しいというメンバーはいませんでした。
なので、私は主にフロントエンドと設計を学びました。
感想
株式会社scoutyの方々は凄く優秀です。
そんな方々と一緒に開発できた事は、本当に学ぶことが多く、とても刺激的で楽しかったです。
彼らには本当に感謝の気持ちしかありません。
やりたい事
私は学生時代から1人でサービス開発をできるようにする事を重要視し、その目標に向かって学習してきました。
各分野のスペシャリストの方々と比べると成熟度は違えど、1人でサービスを開発する為に必要なスキルは大体身についていると思います。
この状態での次のステップとしては、フロント・サーバー・インフラ、もしくはその他の関連技術からいくつか選び、集中的に磨き、活動する事だと思います。選ぶ技術は希少性が高く、且つトレンドの奴だとなお良いでしょう。それがエンジニア市場で自信の価値を上げるシンプルな方法の1つです。
また、ただ収入を増やしたい場合は、大手外資並の条件でのお誘いもいくつかありましたが、どれも私には魅力的に写りませんでした。
なぜならそれらを選択した未来はどれも私をワクワクさせるようなものではありません。
私は贅沢な生活をする為にエンジニアを選んだわけではありませんし、今でもその気持に変わりはありません。
今の私は、私が想像できないような、より選択肢が多い、ワクワクする未来に投資したいです。
私はハードウェアは全然詳しくありませんが凄く興味があります。IoTやロボット開発にも興味があります。ゲーム開発も凄く好きですし、ソフトウェア開発者の為の開発も好きです。私が知らない、まだ携わった事のないような、人々により良い体験や生活を与えられる技術やプロダクトとの出会いには常にワクワクします。
力不足のせいで、やりたいことを我慢するのは恐怖です。
その為、今すぐ業務に結びつかなくとも、もしかしたら生活が他の道よりも貧しくなったとしても、このコンピューターサイエンスを学問として学ぶ事に投資をし、そして未来の選択肢を広げる事に、私は一番ワクワクします。
今後のキャリア
まずは2020年度から始まる日本の4年制大学のコンピューターサイエンス関連の学部に入学し、しっかりと基礎を学ぼうと思います。
その為に5教科7科目の学習とセンター試験、大学受験対策をしながら、社会人入試・AO入試も駆使して全力でその道を掴み取ります。