概要
Macを使っていて、複数端末を所有している場合や、端末の乗り換え時に、vimの設定を端末間で共有できると便利だなと思いました。
ここでは、iCloudを活用した方法を説明します。
ディレクトリがローカルのディレクトリにマウントできるもの(例: One Drive, Google Drive, Git)であれば、どんなサービスでも流用可能だと思います。
主な流れは、「iCloudに直接.vimrcファイルを作成→シンボリックリンクを貼る」というシンプルな方法です。
前提: クラウドをローカルにマウントできるようにしておく
Macのシステム環境設定からiCloudにサインインし、iCloud Driveをオンにしておく必要があります。
他のクラウドサービスを利用する場合も同様です。
作業
1. クラウド上にvimの設定ファイル.vimrc
を作成
Finderやターミナルから、iCloud Driveに移動し、.vimrc
を作成します。
vimなどのエディタを使って具体的な設定を記述します。
2. ローカルのホームディレクトリに.vimrc
のシンボリックリンクを作成する
ターミナルから以下のコマンドを実行する。
ln -s ~/Library/Mobile\ Documents/com~apple~CloudDocs/.vimrc ~/.vimrc
3. 確認
実際になんらかのファイルをvimで開いてみて、設定が適用されていれば完了です。
設定を編集したい時は
以降、設定を編集するときは、1で作成したiCloud上の.vimrc
を編集します。