ferenOSで、プリンタとスキャナを使えるようにしたいと思います。
今回、検証したのは、EpsonのPX503-Aというプリンタとスキャナがセットになっている機種です。
パソコンとプリンタとの接続は家庭内の無線LANで行いました。USBケーブルなどでの接続方法での導入の仕方は、これとはまた違ったものになるかもしれません。
プリンタを接続
1.プリンタを起動して、無線LANにつなぐ。
2.「KDEシステム設定」アプリケーションを起動させ、「System」>「プリンタ」と開く。
「プリンタ」モジュールが開くので、「追加するプリンタを選択」のなかから、「Discovered Network Printers」にある自分が設定したプリンタの機種を選択する。(ここではEPSON PX-503A)選択したら、Nextボタンで先に進む。
3.「ドライバを選択」となるので、任意のドライバを選択する。(結構種類があります。おそらく、有志が開発したものでメーカーが開発したものではないと思いますが・・・。まさかこの機種もあるとは・・・)
4.「Please describe your printer」と続くので、適当に設定したあと「finish」ボタンで設定完了
無事、テストページが印刷できました。
スキャナの導入
エプソンのLinuxドライバダウンロードページ:http://download.ebz.epson.net/dsc/search/01/search/からインストールに必要なファイルを検索してダウンロードします。
ここでは、スキャナドライバの"iscan-bundle-2.30.4.x64.deb.tar.gz"をダウンロード
インストールは次のコマンドを使用
tar xaf iscan-bundle-2.30.4.x64.deb.tar.gz
cd iscan-bundle-2.30.4.x64.deb
./install.sh
他にも、core,data,pluginsフォルダ内のdebファイルをdpkgコマンドを使ってインストールすることもできます。
例:coreフォルダ内のdebファイルなら・・・
dpkg -i iscan-$ver-$rel-$arch.deb
ここでは
dpkg -i iscan_2.30.4-2_amd64.deb
pluginsフォルダの中には、ネットワークの設定に関するdebファイルが入っていて、ネットワークを使わない環境(USB接続)なら
ネットワーク設定のプラグインはインストールしないといった細かい設定ができるようです。
ただし、install.shでもオプションで設定できます。あまり使わないと思います。
install.shのオプション:
./install.sh --help
ヘルプの表示
./install.sh --dry-run
instal.shによってインストールされるパッケージ(gimpがインストールされます。)
./install.sh --without-network
ネットワークプラグインを導入しない
./install.sh --without-network
OCRエンジンを導入しない
インストール後、/etc/sane.d/epkowa.confを編集します。(ネットワーク接続をするとき)
sudo vim /etc/sane.d/epkowa.conf
同設定ファイルの52行目にを次のように挿入
net 192.168.2.5 1865
# 任意のローカルIPアドレスとポート番号1865(省略可)
おおまかな設定は完了です。
iscan
で実行すると、ぶじに起動できました。