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ferenOSでBoincを使う

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今現在、Covid-19(新型コロナウイルス)が世界中で猛威を奮っています。
このウイルスに対抗する多くのプロジェクトが進行していることと思います。
グリッドコンピューティングによるボランティアのプロジェクトに「Boinc」というものがありまして、Boincでは、Covid-19に対抗するための研究に力を貸してくれるコンピュータ、ユーザを求めています。

Boincホームページ:https://boinc.berkeley.edu

今回は、Boincをインストールして、その中のプロジェクトの一つであるWorldCommunityGrid(WCG)に参加したあと、暗号通貨であるByteballのもらい方を解説します。(次回)今回の解説内容は、ferenOSだけでなく、Ubuntuベースの他のディストリビューションにも使えます。参考にしてください。

Boincのインストール

次のコマンドを実行
sudo apt install boinc-client boinc-manager
BoincManagerを起動してWCGに参加
image.png
メールアドレス(アカウント名)とパスワードを決めてアカウントを作成。
これでひとまずBOINC,WCGプロジェクトに参加できました。
ただ、WCGはさまざまなプロジェクトまとめたオムニバスであるため、Covid-19以外のプロジェクトの解析プログラム(タスク)が落ちてくる場合があります。
その場合、WCGのホームページ:https://www.worldcommunitygrid.org/にアクセスし、さきほど作成したアカウントでログインします。下の画面通り、「マイプロジェクト」から"OpenPandemics-COVID-19"のみを選択すると、Covid19のタスクだけ解析することができます。
image.png

GPGPUを使って解析

Boincのプロジェクトの中には、CPUだけでなくグラフィックボードのGPUを利用して解析を行うものもあります。(注意:WCGはGPGPUに対応してません。対応しているプロジェクトはBoincのホームページで確認して下さい。)
Nvidiaに対応しているプロジェクトのほうが多いので、今回はNvidiaで解析を行います。ferenOSでは、Nvidiaのドライバのインストールを支援してくれるPPAリポジトリ(ppa.launchpad.net/graphics-drivers/ppa/ubuntu bionic main)やアプリがもともと導入されています(ほんま便利やな・・・。最初は、わざわざNvidiaの公式サイトからドライバをDLしてインストールなんやらしようかと思いましたが、ferenOSにもともと用意してあるドライバのインストール方法でも解析に悪影響はありませんでした。(あくまで、こちらの環境下では)
ドライバマネージャアプリを起動したあと、任意のドライバを選択、適用して再起動します。そのあと、BoincManaegerにGPU対応のプロジェクトに参加すると、GPUでの解析に対応したタスクが落ちてきます。

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