はじめに -ランダムMACアドレスとは
公衆Wifiなどにおいて、MACアドレスから個人が所有するクライアントが追跡されないようにするために、クライアントがランダムなMACアドレスを生成・運用する機能。
一部の無線LANへの攻撃では、不都合な機能なので、これを無効化する。
注意事項
記事で紹介されている行為を他人や団体、インフラなどの許可を得ずに行った場合、犯罪となる可能性が有ります。
あくまでも、記事の内容は情報セキュリティの学習です。読者様の所有・管理の機器、システムでのみ実行してください。
また、読者さまのシステムにトラブルが起きたとしても、私は責任を負いかねます。
無効化
ファイル"/etc/NetworkManager/NetworkManager.conf"に以下の内容を追記する。
/etc/NetworkManager/NetworkManager.conf
[device]
wifi.scan-rand-mac-address=no
追記したあと、sudo systemctl restart NetworkManager
を実行する。
任意のMACアドレスへの変更
ランダムMACアドレスを無効化したうえで、好きなMACアドレスに永続的に変更・設定する。
現状のMACアドレスの確認
ifconfig wlan0
//または
iw dev wlan0 info
//または
macchanger -s wlan0
インターフェースの無効化
sudo ifconfig wlan0 down
//または
sudo ip link set wlan0 down
MACアドレスの変更
MACアドレスをランダムなMACアドレスに変更
sudo macchanger -r wlan0
ベンダーIDを変更せずにランダムなMACアドレスに変更
sudo macchanger -e wlan0
変更したいMACアドレスを指定する
sudo macchanger --mac=11:22:33:44:55:aa wlan0
デフォルトのMACアドレスに変更
sudo macchanger -p wlan0
おわりに
参考にしたもの
「ハッキング・ラボのつくりかた」