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Kali Linux2022.1 でハッキングラボをつくってみる 2 設定編(パッケージのアップデート、日本語化など)

Last updated at Posted at 2022-04-06

初回起動から日本語環境の設定まで

第一回目からのつづきです

初回起動

Screenshot_20220406_141758.png
「起動」をクリックして起動

ovaファイルからインポートしてKali Linuxをインストールしたならば、
ログインの際は、
ユーザー名:kali
パスワード:kali
でログインする。

『ハッキングラボのつくりかた』では、ユーザー名:root,パスワード:toorとあるが、KaliLinux2022.1では上記に変更されている。少し前のバージョンから変更されたらしい。
また、当然ながらユーザー名kaliはroot権限を持ってはいない。

デフォルトのパスワードは非常に脆弱なので、変更が推奨される。

起動後の画面
VirtualBox_kali-linux-2022.1-virtualbox-amd64_06_04_2022_14_44_22.png
デスクトップ環境には、Xfceが採用されている。
パネル部分は、ワークスペースの配置が変更され、CPUの使用状況がわかるグラフが新規に追加されている。

解像度の変更

右上のアイコン「Applications」から「Settings」>「Display」と進む。
虫眼鏡の検索欄から"display"と検索して実行しても良い。

VirtualBox_kali-linux-2022.1-virtualbox-amd64_06_04_2022_14_52_56.png

好きな解像度に変更する。
VirtualBox_kali-linux-2022.1-virtualbox-amd64_06_04_2022_14_57_31.png

スクリーンロックの無効化

同書では、スクリーンロックの無効化について触れられている。
Kali Linuxのパッケージのアップデートやパスワード解析などは、時間がかかることが多い。
その際に、いちいちスクリーンがロックされるのは非常に面倒である。(経験済み)
同書でも、「複数のゲストOSを立ち上げておき、日常のPC作業がホストOS側で行う (中略) ゲストOSはしばらく放置することが多く、そのゲストOSを操作するたびにパスワードを入力することは非常に手間」と書かれており、個人的には、ほぼ必須の作業ではないかと思う。

左上のアイコン「Applications」から「Settings」>「Power Manager」へと進み、「Power Manager」のDisplayタブをクリック。「Display power managementをオフにして、「Blank after」を「Never」にする。
VirtualBox_kali-linux-2022.1-virtualbox-amd64_06_04_2022_15_09_01.png

パッケージのアップデート

このパッケージのアップデートと後に述べる日本語化は、順序を逆にしてやっても良い。
というより、KaliLiuxのデフォルトのキーボードレイアウトは日本語キーボードでないため、逆のほうが良いかもしれない。

パッケージのアップデート
terminalを立ち上げる
以下のコマンドを実行。パスワードを聞かれたときは、パスワードを入力

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

sudo apt updateを実行すると、環境によって違うが更新が必要なパッケージが多いことがわかる。更新には時間がかかる。自分がやったら数時間かかった。

sudo apt upgradeを実行するときに、libwacom-commonというパッケージに関するエラーが表示されて、更新が出来ないケースがある。その場合、一度libwacom-commonをremoveした後に(sudo apt remove libwacom-common)、パッケージ全体の更新(sudo apt upgrade)をし直すと、成功することがある。(必ずしも、パッケージ全体を更新できるとは限らない。)
libwacom-commonをremoveするときは、それと依存関係にあるパッケージも同時にremoveされる。同時にremoveされるパッケージには、今後の学習に必要なWiresharkなどもある。同時にremoveされるパッケージ一覧をメモしておいて、sudo apt upgradeの実行後に再インストールすること。
VirtualBox_kali-linux-2022.1-virtualbox-amd64_06_04_2022_16_49_01.png

画面通りのエラーが表示された場合に実行する

$ sudo apt remove libwacom-common

実行すると、おそらく下に画面のようになる。
"The following packages will be REMOVED:"より下にあるパッケージの一覧を、適当なテキストファイルにコピペして保存。(環境によって同時にremoveされるパッケージ一覧は違うと可能性あり。)
"Do you want to continue?"にYで処理を実行。
VirtualBox_kali-linux-2022.1-virtualbox-amd64_06_04_2022_16_58_29.png

まとめると、このようになる。

/*いったん、libwacom-commonをremove*/
sudo apt remove libwaccom-common
/*パッケージ全体を更新*/
sudo apt upgrade
/*libwaccom-commonと同時にremoveされたパッケージをインストール*/
sudo apt install コピペしたテキスト

日本語環境を設定

日本語キーボードに対応させり、日本語表示にしたりする。

日本語キーボードの対応

左上のアイコン「Applications」から「Settings」>「Keyboard」へと進み、「Keyboard」の「Layout」タブをクリック。
「Use system defaults」をオフにして、「Add」から「Japanese」を選択、「Japanese」を一番上にして、「English(US)」を削除。
VirtualBox_kali-linux-2022.1-virtualbox-amd64_07_04_2022_01_27_45.png

日本語を入力可能にする

次のコマンドを実行。この処理も時間がかかる。

$ sudo apt install task-japanese task-japanese-desktop

実行し終わったら、ログインし直す。ログイン後に、右下に文字入力のツールバーが表示されているので、ツールバー左側の横棒をクリックして、横棒(Direct)から「mozc」に切り替える。
VirtualBox_kali-linux-2022.1-virtualbox-amd64_07_04_2022_01_30_48.png
切り替えたあとに、「半角/全角キー」を押すと、日本語が入力可能になっている。
VirtualBox_kali-linux-2022.1-virtualbox-amd64_07_04_2022_01_31_10.png

日本語表示にする

$ sudo dpkg-reconfigure locales

実行時の画面から、ja_JP.UTF-8を選択する。実行終了後、OSを再起動すると日本表示が可能になっている。
個人的な感覚として、日本語表示にすると、やや動作が遅くなる感じがする。

タイムゾーンを日本にする

$ sudo dpkg-reconfigure tzdata

東京を選択して終了。
dateコマンドで、日本時間となっていることを確認。

必要ないパッケージを削除

アップデート作業や日本語パッケージの導入で、たくさんのパッケージが不要になった。
sudo apt autoremove && sudo apt autocleanで、必要ないパッケージやキャッシュを削除する。

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