初回起動から日本語環境の設定まで
第一回目からのつづきです
初回起動
「起動」をクリックして起動
インストール時に指定したユーザー、パスワードでログインする。
デスクトップ環境には、Mateが採用されている。
上下にバーが配置され、上はリソースモニタや日付、音量が、下はメニューボタンやワークスペーススイッチャがある。日本語表示もすでにされている。
解像度の変更
左下のメニューをクリック語、「設定」>「
ディスプレイ」と進む。
検索欄から"display"と検索して実行しても良い。
任意の解像度に変更可能だ。
スクリーンロックの無効化
同書では、スクリーンロックの無効化について触れられている。
ParrotSecurityのパッケージアップデートなどにどれくらいの時間がかかるかはわからないが、Kali Linuxのパッケージのアップデートやパスワード解析などは、時間がかかることが多かった。
その際に、いちいちスクリーンがロックされるのは非常に面倒である。(経験済み)
同書でも、「複数のゲストOSを立ち上げておき、日常のPC作業がホストOS側で行う (中略) ゲストOSはしばらく放置することが多く、そのゲストOSを操作するたびにパスワードを入力することは非常に手間」と書かれており、個人的には、ほぼ必須の作業ではないかと思う。
左下のメニューをクリック後、「設定」>「スクリーンセーバーのテーマ」と進む。
「アイドル状態になったらスクリーンセーバーを起動する」と「スクリーンセーバーを起動したら画面をロックする」のチェックを外す。
パッケージのアップデート
このパッケージのアップデートと後に述べる日本語化は、順序を逆にしてやっても良い。
パッケージのアップデート
terminal(端末)を立ち上げる
以下のコマンドを実行。パスワードを聞かれたときは、パスワードを入力
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
sudo apt update
を実行すると、環境によって違うが、更新が必要なパッケージが多いことがわかる。更新には時間がかかる。今回、自分がやると1時間15分位かかった。
日本語環境を設定
日本語キーボードに対応させり、日本語表示にしたりする。
日本語キーボードの追加
OSのインストール時に、使用するキーボードの種類を指定するので、これはやらなくても良い。日本語キーボードと英語配列のキーボードを併用したい場合に行う。
次のコマンドを実行。
$ sudo apt install task-japanese
実行し終わったら、ログインし直す。
左下のメニューから「設定」>「キーボード」へと進み、「レイアウト」タブをクリック。
日本のキーボードを追加する。
日本語を入力可能にする
次のコマンドを実行。
今回は、個人的な好みで、文字入力をFcitx-mozcで行うことにした。
$ sudo apt install fcitx5-mozc
実行し終わったら、再ログインまたは再起動する。ログイン後に、右上に文字入力のウィジェットが表示されている。
「半角/全角キー」などを押すと、日本語が入力可能になっている
日本語入力(並びに日本語環境周り)のパッケージインストールは、sudo apt install task-japanese task-japanese-desktop
でやっても良いと思います。
日本語表示にする
KaliLinuxでは、
$ sudo dpkg-reconfigure locales
コマンドで、設定する必要があった。
ParrotOSでは、する必要なし。
タイムゾーンを日本にする
OSインストール時に設定しいるので、変更する必要ない。
KaliLinuxでは、
$ sudo dpkg-reconfigure tzdata
コマンドを実行。
東京を選択して終了。
date
コマンドで、日本時間となっていることを確認。
必要ないパッケージを削除
アップデート作業や日本語パッケージの導入で、たくさんのパッケージが不要になった。
sudo apt autoremove && sudo apt autoclean
で、必要ないパッケージやキャッシュを削除する。