日常的に使用できるLinuxディストリビューションであるferenOSの導入方法を紹介します。
個人的なノートの代わりとしても用いますので、自分流の設定、カスタマイズ方法になるかもしれません。
##ferenOSのメリット(主観)
- デザイン、操作性が洗練されている
ferenOSのオリジナルアプリケーションでかんたんにWindows風やMacOS風のディスプレイのテーマを導入することができる。
- Ubuntuから派生したディストリビューションのため、UbuntuやDebianのノウハウで対処できる
「だったらUbuntuを使えばいいじゃないか」となりますが、UbuntuのUIが苦手だったりすると重宝するかもしれないです。UIを自分好みにカスタマイズしやすいのがいいかもしれません。
##ferenOSのデメリット(主観)
- 安定性にかける
ときおりアプリケーションが落ちることがあります。
- 日本語での情報が少ない
有志の方の解説サイトがいくつかありますが、公式サイトは英語オンリーです。(2020年8月時点)
#インストール
公式サイトGet FerenOSからISOファイルをダウンロードして、USBメモリやDVDなどに書き込んでインストール用メディアを作成します。(ここでは、デスクトップ環境にKDE Plasmaを用いた64bit版の方のferenOSを解説します。ちなみにデスクトップ環境のCinnamonを用いたFerenOS ClassicはUbuntu 18.04LTSのメインストリームサポートが終了する2023年になると同時にサポート終了となるそうです。また、32bit版のOSも同様に2023年にサポート終了だそうです。)
起動後、「Install FerenOS」アイコンを選択してインストールを開始。Calamaresインストーラが立ち上がったあと、言語、地域、パーティションを設定します。ユーザ名、パスワードの設定などはOSのインストール後に行います。