chef bootstrapを使ってみる

概要

• chefを利用する時には、chefのサーバーと、構築したいノードから構成される。
• ノードには、事前にchef-clientをインストールする必要があるが、bootstrapの機能を利用すれば、chef-clientをリモートからインストールできる。

例

• 構成
  • server: 192.168.100.51
  • 構築対象のノード: 192.168.100.52
  • 対象のノードには事前にchefユーザーが存在すること
  • chefユーザーはsudo権限を所持していること
  • chefユーザーは外部からssh接続できること(今回はパスワード認証)

$ knife zero bootstrap 192.168.100.52 --ssh-user chef --sudo

$ knife node run_list add localhost 'role[linux-server]'

$ knife zero converge 192.168.100.52 --ssh-user chef --sudo

問題と解消方法

• convergeを実行すると、ssh接続しようとするが、接続先によっては、接続できないことがある。
• FQDNを持たず、IPで直接接続するケースにおいて発生する。
• 上記例の場合、以下のようなnodeファイルが作成されているがfqdnをIPアドレスに置き換える必要がある。

{
  "name": "localhost",
  "normal": {
    "knife_zero": {
      "host": "192.168.0.52"
    },
    "tags": [

    ]
  },
  "automatic": {
    ...
    "hostname": "localhost",
    "machinename": "localhost.localdomain",
    "fqdn": "localhost", // <- ここを192.168.0.52とすると動作する
    "domain": null,
    ...