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(まとめ)スクラム入門: スクラム開発のガイド

Last updated at Posted at 2024-08-07

スクラム入門: スクラム開発のガイド

※初心者に説明するときに、まとめた方が楽だったのでまとめた。

0. 用語説明

プロダクトオーナー

  • 製品の価値を最大化する責任を持つ人。
  • 顧客のニーズを反映し、優先順位を設定する。

スクラムマスター

  • スクラムのプロセスをサポートし、チームが効果的に働けるようにする人。

インクリメント

  • スプリント終了時に完成する製品の一部。
  • 動作可能な状態にある必要がある。

スプリント

  • 固定された短期間(1~4週間)で、特定の目標を達成するための作業期間。

スプリントプランニング

  • スプリントの開始時に行う計画会議。
  • スプリントの目標とタスクを決定する。

デイリースクラム

  • 毎日行う短いミーティング。
  • 進捗状況を確認し、次の日の計画を立てる。

スプリントレビュー

  • スプリント終了時に行うレビュー会議。
  • 完成した作業を発表し、フィードバックを受ける。

スプリントレトロスペクティブ(ふりかえり)

  • スプリント終了後の振り返り会議。
  • プロセスの改善点を議論し、次のスプリントに向けてアクションを決める。

プロダクトバックログ

  • 製品に必要な全ての機能や改善項目のリスト。プロダクトオーナーが管理する。

スプリントバックログ

  • スプリント中に取り組むタスクのリスト。
  • 開発チームが管理する。

クロスファンクショナル

  • 開発チームが様々なスキルを持ち、多様なタスクを自律的にこなすことができる状態を指す。

1. スクラムの概要

  • スクラムは、複雑な製品開発のプロセスを効率的に管理するためのフレームワークです。
  • 主な目的は、チームが迅速に価値を提供し、変化に対応できるようにすることです。

2. スクラムチーム

スクラムチームは、次の3つの役割から構成されます。

①プロダクトオーナー

  • プロダクトの価値を最大化する責任があります。
  • プロダクトバックログを管理し、ステークホルダーと連携して優先順位を設定します。

②スクラムマスター

  • スクラムプロセスの促進者であり、チームがスクラムの原則を遵守できるようサポートします。
  • 障害を取り除き、チームの効率を向上させます。

③開発チーム

  • プロダクトのインクリメントを作成するメンバーで構成されます。
  • チームは自己組織化されており、クロスファンクショナルです。

3. スクラムイベント

  • スクラムには、次の5つの公式イベントがあります。

①スプリント

  • 1〜4週間の固定期間で、プロダクトのインクリメントを作成します。
  • スプリント中には他のイベントが実施されます。

②スプリントプランニング

  • スプリントの開始時に行われる計画会議で、スプリントゴールとスプリントバックログを定義します。

③デイリースクラム

  • 毎日15分程度の短いミーティングで、進捗状況を確認し、翌日の計画を立てます。

④スプリントレビュー

  • スプリントの終了時に行われ、完成したインクリメントをステークホルダーに発表し、フィードバックを収集します。

⑤スプリントレトロスペクティブ

  • スプリントの終了後に行われる振り返り会議で、プロセスの改善点を議論し、次のスプリントに向けたアクションを決定します。

4. スクラムアーティファクト

  • スクラムには、次の3つの主要なアーティファクトがあります:

①プロダクトバックログ

  • プロダクトに必要な全ての機能や改善項目のリストで、プロダクトオーナーが管理します。

②スプリントバックログ

  • スプリント中に取り組むタスクのリストで、開発チームが管理します。

③インクリメント

  • スプリントの終了時に完成するプロダクトの一部で、動作可能な状態にあることが求められます。

5. スクラムの価値

スクラムは次の5つの価値を重視します。

  • ①コミットメント
    • チームはスプリントゴールに対して責任を持ちます。
  • ②フォーカス
    • チームは最も重要な作業に集中します。
  • ③オープンネス
    • チームは進捗状況や問題点を透明にします。
  • ④リスペクト
    • チームメンバーは互いを尊重し、各自の能力を信頼します。
  • ⑤カレッジ
    • チームは困難な課題に立ち向かい、リスクを取る勇気を持ちます。

6. おわりに

  • 世の中には銀の弾丸はありません。スクラムも万能ではありません。ただの手段(フレーム)に過ぎません。導入したからと言って勝手に善くなるものでは決してありません。
  • 個人的な感覚として、スクラムは「問題を露呈させる」フレームワークであるため、必ず痛みが伴います。
    • しかしその痛みは"プロダクトやチームを前進する糧" に間違いなくなります。
  • スクラムを導入することで、チームの協力と効率を向上させ、世の中の誰かに価値を迅速に提供していきましょう。
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