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【Vim】 短縮入力でよく使う文字列のショートカットを作成

Last updated at Posted at 2023-04-22

Introduction

普段のコーディングはVSCodeで行っていますが、ちょっとしたメモやシェル、SSH 接続した学習用の端末等でVimを使う機会があります。
メモはともかく、Vimではシェルのshebangや学習時のハイパラ設定等、定型文を頻繁に手入力していました。
そんな面倒なコピペや手入力をしなくても、.vimrc短縮入力(abbrコマンド)を登録しておくとショートカットできて便利なので紹介します。

本記事が少しでも読者様の学びに繋がれば幸いです!
「いいね」をしていただけると今後の励みになるので、是非お願いします!

環境

Ubuntu22.04

1. .vimrc の設定

  • .vimrcVimの設定ファイルです。ここで短縮入力を記述します。
  • 短縮入力は長い文字列を、ショートカット文字列で記述できるようにします。
  • 以下のコマンドで.vimrcを開きます。ファイルがない場合は新規作成されます。
vim ~/.vimrc
  • 短縮入力の基本構文は以下になります。
abbr <ショートカット> <文字列>
  • 例として、shebangを登録してみましょう。.vimrcに以下の記述を追加してください。
abbr _sh #!/bin/bash
  • 基本構文に当てはめると以下のとおりです。
     - <ショートカット>_sh
     - <文字列>#!/bin/bash
  • :wqでファイルを保存して閉じます。以上で短縮入力の登録完了です。

2. 短縮入力の動作確認

  • 登録したshebangの短縮入力を実行してみましょう。
vim test
  • iで挿入モードに入ります。
  • <ショートカット>の_shを入力し、EnterTab等、文字や数字以外の任意キーを押します。
#!/bin/bash
  • shebangが表示されるようになりました。
  • 以上で短縮入力完了です。<ショートカット>の文字列を忘れないようにすれば、地味ですが大いに役立つ機能になります。

3. おまけ

  • 今回は短縮入力を 1 件しか登録しませんでしたが、複数のabbrコマンドが追加可能です。
  • 短縮入力は 1 行に限られませんが、エディタのタブ補完のようにシンプルな設定をおすすめします。

最後に

一度短縮入力を登録しておけば環境が変わる等ない限りショートカットできますが、それ故に忘れやすいため備忘録として記事にしました。
本記事の執筆にあたり、『マスタリング Linux シェルスクリプト』を参考にしました。
情報が比較的少ないシェルの体系的な知識に加え、本記事にあるような Vim の便利な機能も記載されておりますので本棚に一冊あると重宝します。

参考

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