6
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

【ubuntu】 Python3をアンインストール▶画面クラッシュ時の対処

Last updated at Posted at 2023-05-25

Introduction

下手にPythonアンインストールしない!
ubuntu-desktopを再インストールしても直らない場合に!

別バージョンのPythonを試す予定でPython3.10Python3.11をインストールしていました。
不要になったため後から入れたPython3.10をアンインストールする予定だったのですが、何を思ったのか(タブ補完で typo して)デフォルトで入れたPython3.11の方をアンインストールしてしまいました。

途中で気付いてCtrl+Cしたのですが、画面が落ちて無事クラッシュ......

ubuntu-desktopを再インストールすれば直るとのことですが、それでは解決しませんでした。
似たような現象の方に届くことを願って共有します。

本記事が少しでも読者様の学びに繋がれば幸いです!
「いいね」をしていただけると今後の励みになるので、是非お願いします!

環境

Ubuntu22.04

前提

  • ubuntuPython3をアンインストールして画面クラッシュ。
  • ubuntu-desktopを再インストールしても変化なし。
    sudo apt-get install --reinstall ubuntu-desktop
    

結論

リカバリーモードで CUI ログイン画面に入り、gdm3を再インストールしてサービスを再起動したら回復しました。
手順を以下に記載します。

  1. 電源ボタンからマシンを起動する。
  2. Shiftを連打でGNU GRUBを起動する。(普段はEscでも起動できるのですが、何故か効きませんでした)
  3. 上から 2 番目の「Advanced options for Ubuntu」を選択する。
  4. カーネル選択で、語尾がrecovery modeのものを選択する。
  5. 下から 2 番目のrootを選択し、root ユーザーでコマンド入力できるようにする。
  6. gdm3を再インストールする。
    sudo apt purge gdm3
    sudo apt install gdm3
    
  7. gdm3の設定ファイルを確認する。
    sudo vim /etc/gdm3/custom.conf
    
  8. Vimで以下の行からコメントアウトを解除する。
    WaylandEnable=false
    
  9. サービスを再起動する。しないと画面暗転に逆戻りしました。
    sudo service gdm3 restart
    
  10. マシンを再起動し、GUI ログイン画面が起動することを確認する。
    reboot
    

おまけ:grub>が表示される方

grubのログイン画面に入ったり、Ctrl+Alt+F2でコマンドモードに入ってコマンド入力等の手段もありました。

  1. Ubuntu の/ (ルートパス)はlsls /bootコマンドで表示されるvmlinuz-の更新日時が一番新しいものをルートパスとして指定してください。
    私の場合は(hd0,3)でした。
    bash: set root=(hd0,3)
  2. カーネルイメージのパスは、vmlinuz-のカーネルバージョンが一番新しいものを指定してください。ドライブ名は 1. と同じです。
    linuxefi [カーネルイメージのパス] root=(hd0,3)
    
  3. 初期 RAM ディスクのパスはinitrd.img-で、2. と同じカーネルバージョンを指定してください。
    initrdefi initrd.img-[カーネルイメージのパス]
    
  4. 再起動する。
    reboot
    

そもそもクラッシュしているため、すべてに当てはまる事象ではないと思います。
上記紹介記事の手順も参考にしてみてください。

最後に

最後まで閲覧頂きありがとうございました。

Pythonをアンインストールしなければ良いだけの話ですが、Linuxにはトラブルがつきものなのでお守り代わりに本記事を覚えておいていただければ幸いです。

正直結論に至るまで数時間は格闘して試行錯誤したため、カーネル周りについてかなり良い勉強になりました。怪我の功名でした。

実践も良いですが心臓に悪いため、私がLinuxの勉強に使っている書籍を紹介しておきます。
安易にクラッシュさせずに書籍で勉強しましょう......

備忘録の側面もありますが、本記事がお役に立てば幸いです!

参考 URL

6
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?