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Introduction
6/15(木)にPyWeb
がリリースされました。
実は 2 月に β 版が公開されており、満を持して Ver1.0 正式版公開になりました。
PyWeb
は会員登録、インストール、費用不要で Python 実行環境を提供するサービスです。
類似のサービスとして最も有名なのは Notebook 形式で GPU も使えるGoogle Colaboratory
でしょうか。
日本語 UI ですぐ使えるものはpaiza.io
が提供しています。
他にも英語 UI のものや公式が提供しているものなどが幾つかあります。
上記と比べてPyWeb
は子どもや初学者に大変優しい作りになっており、初学者向けの勉強会や GIGA スクール構想等で授業に用いるのに適していると感じました。
※本記事では Windows もしくは Chromebook(Linux 制限)で、Python 実行に環境構築が必要な視点で紹介します。
理由は GIGA スクール端末について以下のような記事があったためです。
大変参考になりました。
本記事が少しでも読者様の学びに繋がれば幸いです!
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PyWeb とは
PyWeb
は ayax が提供する、Web 上で Python を実行できるサービスです。1
対象は小中学生や初学者で、左記を対象にした学習テキストも提供されています。
プログラミング初学者にとって入口に立つ前の挫折ポイントである、環境構築の障壁を取り払ったサービスで、思い立った時にすぐプログラミングをスタートできます。
機能は以下の通りです。
ハードルが高そうなエラー発生に対するフォローがなされていてコンセプトへの一貫性を感じられます。
クラウドとの連携ができるのも好印象です。類似のものでもクラウド対応不可のサービスが多い印象です。
一部制限もあります。
気になるのは 2 時間の利用制限と GUI に制限があることですかね。
個人的には上記が気になるレベルになれば環境構築して本格的に学んだ方が良いと思います。
PyWeb をお試し
PyWeb
の構成は左・中央・右の 3 ペインになっています。
左にファイル、中央にコード入力、右に出力です。
左ペインにチュートリアルとサンプルのファイルがあり、何を書いたら良いかわからない人も安心です。
チュートリアルではカメさんが荒ぶってくれます。
ブラウザによっては以下のようなエラーが出るかもしれません。
Chrome では問題なく動作したので Chrome 使いましょう。2
Python ModuleNotFoundError: No module named 'pykame'
Python の基礎も学べます。
図を使って視覚的に理解でき分かりやすいです。
初学者は下手な書籍やサイトから入るよりハードル低いのではないでしょうか。
Python は公式チュートリアルも不親切なので今後初学者にはPyWeb
を勧め用途思っています。
画像検出や Web スクレイピング、機械学習もありました。
充実度合いは半端ではないです。
画像検出は OpenCV で行うので問題ないですが、機械学習は少し重たかったので GIGA スクール端末でどこまで動くかは怪しいです。
scikit-learn で手書数字分類するだけですが、読み込み中の表示がないと壊れたのかと思われるかもしれませんね。
最後に
Python の基礎の基礎、ひいてはプログラミングの入口はPyWeb
で良い気がしました。
PyWeb
で一通りプログラミングの概念を学んで、ゲームっぽいのが良ければScratchがおすすめです。
物足りなくなったら Python の環境構築をして VSCode や PyCharm を入れるか (勿論 Vim でも) Google Colaboratry に進むのも良いかと思います。
特にScratchはビジュアルプログラミングでとっつきやすく、アカウント不要で作品の共有も可能なためPyWeb
との親和性も強いです。
PyWeb
は総じてプログラミングの楽しい部分を全面に押し出したサービスでした。
挫折しそうな環境構築やエラーの解析を省いた上で、ソースコードには触れるためプログラムへの抵抗感を上手いことなくしてくれるのではないかと思います。
仕事で使っていると忘れがちですが、元来プログラミングは楽しいものです。 (多分)
個人的には Python 初学者向けに勉強会を開く際、お試しで使ってみる予定です。
今までは Google Colaboratory を使っていましたが、慣れなくて上手く扱えない方もいました。
PC に慣れない方でもPyWeb
ならすぐに扱えそうなので、上記が改善できるか楽しみです。
簡単な紹介になりましたが、皆様も是非お試しください。
特に駆け出しの方や、その指導をされる方は一度触れておいて損はないサービスだと思います。
参考 URL
-
ayax については下記リンクを参照ください。
https://pyweb.ayax.jp/developer.html ↩ -
ホームページに
※一部機能はブラウザ(Firefox,Safari等)によって動作しません。
とあります。Firefox と Brave ではエラーが発生してカメが動きませんでした。 ↩