Introduction
「レガシー環境は資料が少ない!」
「この記事に、当時お世話になったサイトをまとめます!」
「正直現場のソースコードが一番参考になるよ!」
今でこそモダンな環境で働けておりますが、1 年前まではVB.NET
等の割とレガシーな環境で要件定義〜運用保守を行っていました。
VB.NET
では公式ドキュメントが充実しているわけでもなく、Qiita
のように参考となるような記事が揃っているわけでもありません。
当時書いたこともなかったC#
のコードを翻訳した方が早いほどでした。
書籍も数えるほどしか出ておらず、体系的ですが現場のコードでは役に立ち辛いものや公式ドキュメントまとめのようなもので、実践的なものは見つけられませんでした。
本記事では、VB.NET
開発をする上でお世話になったサイトをまとめます。
特にお世話になった順で記載するため、迷ったら上の方のサイトから探してみてください。
VB.NET
以外のレガシーシステムにおいても同様の問題が発生しているかと思うため、是非参考にしていってください。
本記事が少しでも読者様の学びに繋がれば幸いです!
「いいね」をしていただけると今後の励みになるので、是非お願いします!
バージョンの注意
2023 年現在でVB.NET
が動いているのは、ERP
や販売管理系の業務システムが主かと思います。
即ち.NET Framework
環境になります。
バージョンは2.0
、3.5
、4.6x
が多い印象です。
どれもサポート切れですが、2.0
と3.5
でかなり変更点が多くなっています。
最も大きな点はLINQ
です。DB
やCSV
は勿論、VB.NET
ではXML
を扱うことが多くあるのですが、3.5
以前の場合はLINQ
が使えず苦労することがありました。
紹介する記事の中で要件を満たせるものがあっても、バージョンが低く扱えないものも少なくありません。
古いバージョンであれば、ソースコードより先に.NET Framework
のバージョンを確認しましょう。
dobon.net
記事の量と質、掲示板が生きている、内容が実践等々......
迷ったらこのサイトというか私にとっての生命線でした。
VB6.0
やC#
との比較もあり、昨年VB6.0
を初めて触った際にも助けになりました。
前職で新人研修する際にも薦めていたのですが、プログラミング未経験だと情報収集に苦労しているようでした。
多少弄れば使えるコードも多く、VBer
はブックマーク必須です。
ひろにもブログ
記事の量はdobon.net
に劣りますが、初心者には特におすすめです。
dobon.net
はTIPS
の役割が強いですが、こちらはプログラミングに明るくない人でも気軽に始められる工夫が施されています。
今更VB.NET
をゼロから書く人はまずいないと思うので、実際のコードでデバッグしながら基礎的な構文を学ぶのに適しています。
TIPS
の役割も果たせるためバランスの良い記事だと思っています。
きままブログ
メール送信や DataGrid 等、現場の要件で多いけどちょっと面倒な処理の実装に役立ちます。
LINQ
の記事がピンポイントに役立つこともあり、自走できるようになってある程度経ってからお世話になることが多かったです。
Microsoft 公式ドキュメント
安心と信頼の公式ドキュメントです。
が、既にMicrosoft
には見限られてしまい基本的にC#
しかサンプルコードがありません。
列挙型
やLINQ
、.NET Frameworkのリリースノート
にはお世話になりました。
基礎的かつ体系的にしか情報がなく、言語の将来性と情報がマッチしていない感は否めません。
おまけ
VB.NET
開発ではWindows Form
標準だけでなく、サードパーティ製ツールを使うことも多々ありました。
特に多かったのがGrape City
のSPREAD
とInputMan
です。
私は最初バニラの環境しか経験なかったのですが、その後の配属でSPREAD
とInputMan
が使われていて混乱した経験があります。
特に使用している旨の説明もなかったため、当たり前のように使われていることもあります。
見覚えのないコードがあった場合は、製品一覧にサンプルコードがあるため確認しましょう。
慣れないと癖があるように感じますが、使い勝手は良好で EXCEL 出力等の工数削減がはかれます。
最後に
Qiita の需要とはマッチしていないと思いますが、モダンから移ると、情報量や環境の変化に戸惑うはずです。
少ない情報から素早く順応(&素早くレガシー脱却)するためにも、参考にしていただければ嬉しいです。
なお、書籍で学ぶことをお考えであればC#
等の他言語をおすすめします。
VB.NET
は生き残りはすると思いますが、言語発展は打ち切られてしまっています。
現行のシステムもサポートが切れたものばかりなので、書籍代は別に回すべきと考えます。
VB.NET
開発にお困りの方は、上記記事を参考に乗り切っていきましょう!
仮にもオブジェクト指向言語ですし、自然言語で書きやすいためすぐにスラスラ書けるようになっちゃいます!
最後まで閲覧頂きありがとうございました。
本記事がお役に立てば幸いです!