これまでカスタム通知はプロセスビルダーを使用してきたが、
フローで完結できることに気付いたため備忘録。
簡単な要件
- 一定条件の取引先が作成されたときがトリガー
- グループ(のメンバー)に通知を飛ばす
- フローだけで完結させる
事前準備
1.カスタム通知種別の作成
2.公開グループの作成
フロー作成
今回は取引先作成がトリガとなるので、「レコードトリガフロー」を選択。
フローの開始条件は以下のように設定。
アクション要素を使用するには「アクションと関連レコード」を選択する必要があります。
フローのアクション要素「カスタム通知を送信」では、以下4つが必須入力の値となります。
①カスタム通知種別のID
②受信者ID
③通知タイトル
④通知本文
③④に関しては変数で用意するでもよし、直打ちするでもよし。割愛します。
まずは①カスタム通知種別IDです。
一般的なレコードのようにURLからIDを見ることができないため、
API参照名を条件に「レコードを取得」してくる必要があります。
これでOK!
次に②受信者IDです。
公式サイト(フローコアアクション: カスタム通知を送信)をみると、
通知受信者として、ユーザ・取引先・商談・グループ・キューが指定可能です。
ただし、ここで注意したいこととしては、
グループとは公開グループのことを指します。
※chatterで使用するグループは指定することができません。
どうにかこうにかする方法はありました。
今回は公開グループを通知対象とし「レコードを取得」していきます。
公開グループはフローではオブジェクト名「グループ(API:Group)」と表示されます。
※「グループ(API:CollaborationGroup)」と間違えないよう注意
受信者IDはテキスト型のコレクション変数を設定する必要があるため、
適宜ループしてIDを追加してください。
最後にアクションの設定をします。
カスタム通知種別 ID:①で取得したカスタム通知種別のID
受信者 ID:②で作成したテキスト型の受信者IDコレクション
通知タイトル:任意の値
通知本文:任意の値
その他の値も必要があれば設定。
以上で設定完了です。
動作確認
今回は取引先作成時に通知がされるようなフローを組みました。
無事に通知が表示されてます。
あとがき
記事を書き始めてから完成させるまでかなり時間が空いたので、
途中で面倒だと思い始めて適当になってます。
chatterグループのメンバーに送信したい場合は、CollaborationGroupでグループを取得し、
CollaborationGroupMemberからUser情報へ、、とたどっていけば何とかなりました。
実際に使用するシーンがあるかは不明ですが備忘録。