croutonでsdカードにインストールしたらハマったのでそれを書こうと思ったけど、短くなってしまったので、インストールも一通り書いてみようと思います。
記事にしようと思っていなかったので、メモを残していないです。間違っていたらゴメンナサイ(特にC201)。
#デベロッパーモードにする
はじめに、chromebookをデベロッパーモードにしなければなりません。
結構色々なところで書かれているのでざっくり書きます。(参考:http://take-root.net/gadgets/chromebook-developer-mode/)
chromebookでshellを使えるようにするために、デベロッパーモードにします。
シャットダウンした後に、以下のキーを教えて起動します。
esc+リロードキー(→矢印の右隣)+電源ボタン
!マークが書かれている画面が表示されましたら、以下のキーを押してdeveloper modeにします。
ctrl+D
途中画面にしたがってEnterを押すと、設定が始まります。そこそこ長いです。
終わりましたら、次回の起動から「OSの確認機能はオフになっています」という画面が表示されるので、必ずctrl+Dを押しましょう。spaceを押すと、すべて初期化されます!(改善してくれ・・・)
#croutonのダウンロード
croutonは以下のgithubの「Chromium OS Universal Chroot Environment https://goo.gl/fd3zc 」よりダウンロードできます。
https://github.com/dnschneid/crouton
croutonはchrootによってrootディレクトリを切り替えているので、dualbootよりも使い勝手が良いです。
#ubuntuのインストール
chrome上で以下のコマンドを実行し、shellを立ち上げます
ctrl+alt+t
crosh> shell
chronos@localhost / $
事前にSDカードを挿入しておきましょう。フォーマットはext2,3,4のいずれかでフォーマットします。
$ sudo mkfs -t ext4 -L sdカード名 マウントパス
ダウンロードしたcroutonを使ってインストールします。
以下のコマンドで、インストールできるディストリビューションとバージョンを確認できます。
$ sudo sh ~/Downloads/crouton -r list
現在、debian, kail, ubuntuをインストールできます。また殆どのバージョンは、not supportになっていますが、インストールできないことはないです。
また、以下のコマンドで、linux環境に関するインストールリストを表示できます。
$ sudo sh ~/Downloads/crouton -t list
その他にも便利なものがあるので、一部紹介します。
##GUI
現在、GUIとして、gnome・unity・KDE・e17・lxde・xfceが選択可能です。
また、-desktopをつけることで(例:unity-desktop)最低限のアプリケーションもインストールされます。
ただし、armプロセッサの場合(C201)、3D Hardware accelerationをサポートしていないので、lxdeとxfceしかインストール出来ません。(e17は試していないので不明)
##extension
virtualboxなどで、windowsとlinuxでクリップボードを共有する機能がありますが、同じことが、chromeosとlinuxで可能になります。
##cli-extra
chromeos側のshellで、操作できるようになります。
X windowの要らない人はこれだけでもいいです(ただ日本語入力ができないはず)。
##xiwi
virutualboxで、windows上のウィンドウにlinuxを表示することができます。
利用するためには、事前に、crouton integrationをインストールする必要があります。(https://chrome.google.com/webstore/detail/crouton-integration/gcpneefbbnfalgjniomfjknbcgkbijom)
ずらずらと書いていきましたが、最終的には、以下の様にしてインストールします。
-pオプションでインストール先をsdカードに変更しています。(ネット上では、/usr/local/binにシンボリックリンクを貼ってインストールする方法もあります。参考:https://www.maketecheasier.com/map-crouton-installation-external-device-chromebook/)
$ sudo sh ~/Downloads/crouton -r trusty -t unity-desktop,audio,keyboard,cli-extra,extension -p /media/removable/sd_card/ -n
インストールが終わると最後にユーザ名とパスワードの設定を聞かれるので、入力してインストール完了です。
##SDカードへのインストール中にunmountされる
スリープになると、unmountされるchromebookの仕様らしいです。
解決方法は、
1.インストールしている数時間chromebookをいじり続ける
2.スリープしないように設定する。
1はきつい場合もあるので、2ですがchromebookにはスリープ調節機能がありません(fuck!)。知らないだけかも。
なので、スリープさせない、Extensionを事前に入れて、インストールすると良いです。製作者chromium.orgってことは、やっぱりchromeosにスリープ切る機能ないんだね。
https://chrome.google.com/webstore/detail/keep-awake/bijihlabcfdnabacffofojgmehjdielb?hl=ja
#起動
インストールが完了したらsdカードのbin以下にある、startunity(xfceならstartxfce)を入力すると起動します。
$ sudo sh media/removable/sd_card/bin/startunity
chromeosとの画面の切替は以下のキーで行えます。
ctrl+shift+alt+キーボード上部の←,→キー
#日本語化
記事の項目から逸れるので、インストール後の設定についてはあまり書きませんが、普通はubuntu公式サイトの手順(https://www.ubuntulinux.jp/japanese )でインストール可能です。
armプロセッサのC201の場合は、armhfパッケージが存在しないため、インストール出来ません!と表示されてしまいます。
手順を忘れてしまいましたが(すみません)、手動でフォントなどをインストールする必要があります。(参考:http://usagisaigon.blogspot.jp/2013/08/chromebook-crouton_17.html )
余談
気づいたら2台買ってました。
どちらもAmazon.comで150ドル前後で販売されています。送料入れても、2万円で買えます。安い!今が買いですよ奥さん!
http://www.amazon.com/Acer-Chromebook-11-6-Inch-CB3-111-C670-Celeron/dp/B00MMLV7VQ
C201とcb3-111-C670のいいところは、
・ファンレス
・軽い(C201は900g。cb3は1.1kg)
・バッテリーが8時間以上もつ
・キーピッチ広い
・薄い!(MBAと高さの最大は同じ17mm)
・何より安い
などで、遊ぶにはいいかなと思います。
c201のほうがデザインやcool。大きさも一回り小さい。バッテリも13時間保つ(らしい)。
なんかで一目惚れだったのですが、動作がもたつく、ハングアウト落ちる、armプロセッサでubuntuでインストールできないアプリ多いとかで、使い勝手は微妙です。
acerの方は、技適マークもあるので(というかC201日本に発送できるのに技適マークないのか。。。)、wifiドングルとか無くてもいいのでおすすめです。
電源もC201のほうがかっちょええんだけどね!
明日は、なななんとみんなが待ち望んでいた、@otukutunさんです!どんな名言がでるのか楽しみです!