はじめに
フロントエンド開発の機会が増えてきたので、知識整理も含めて簡単にまとめてみます。
nodenvを使用すると、どこでどのバージョンを使用するといったバージョン管理が出来るようになります。
nodenvをインストール
nodeenvはHomebrewを使ってインストール出来ます。
$ brew install nodenv
インストールが完了したら、nodenv自体とnode.jsのバージョンを確認してみます。
nodenv自体のバージョン
$ nodenv -v
nodenv 1.4.1
node.jsのバージョン
$ node -v
v14.16.1
インストール済のNode.jsを確認する
versionsサブコマンドでインストール済のNode.jsを確認出来ます。
$ nodenv versions
* system => v14.16.1 (set by /Users/xxx/.nodenv/version)
systemと言う名前で「v14.16.1」がインストールされています。
出力結果より、
ユーザーディレクトリ配下に「.nodenv/version」と言うディレクトリ階層が作られ、そこに実態が格納されています。
新しいバージョンをインストールする
バージョン管理なので、さっそく別バージョンに切り替えていきましょう。
インストールできるバージョンを確認
まず、インストールできるバージョンを確認します。
installサブコマンドに「-l」オプションを付けて実行します。
$ nodenv install -l
0.1.14
0.1.15
0.1.16
・・・
バージョンのラベルが大量に出てくるので、利用したいバージョンがあるか確認します。
指定したバージョンをインストール
バージョンの一覧から使用するバージョンを見つけたら、installサブコマンドにバージョンを付けてインストールします。
$ nodenv install 16.13.2
インストール出来たか確認してみます。
$ nodenv versions
* system => v14.16.1 (set by /Users/xxx/.nodenv/version)
16.13.2
インストール済の一覧に指定したバージョンが表示されるようになりました。
ただし、*マークを見るとv14.16.1がアクティブになっているようです。
使用するNode.jsのバージョンを指定する
バージョンを指定する方法はローカル設定とグローバル設定の2つがあります。
ローカル設定
ローカル設定でバージョンを指定した場合、指定したディレクトリ内で有効なバージョンを指定出来ます。
特定のディレクトリ内でバージョンを指定します。
$ nodenv local 16.13.2
ローカル設定すると、.node-versionと言うファイルが作成されます。
$ ls -a
. .node-version
ファイルの中身をみると指定したバージョンが記載されています。
16.13.2
コマンド上で確認したい場合は、バージョンを指定せずに「nodenv local」、または「nodenv versions」で確認出来ます。
$ nodenv local
16.13.2
nodenv versions
system
* 16.13.2 (set by /Users/xxx/workspace/yarn-webpack-sample/.node-version)
ちなみに1階層上のディレクトリに移動し、バージョンを再確認してみます。
$ cd ..
$ nodenv versions
* system => v14.16.1 (set by /Users/xxx/.nodenv/version)
16.13.2
階層が変わったので、アクティブなバージョンがsystemに変わってますね。
グローバル設定
グローバル設定でバージョンを指定すると、全シェルで使用されるようになります。
$ nodenv global 16.13.2
$ nodenv versions
system
* 16.13.2 (set by /Users/xxx/.nodenv/version)
環境変数
その他、環境変数を使っても各種設定が可能です。
参考文献